【近江神宮】ちはやふるの聖地であるパワースポット神社をご紹介!

滋賀県大津市にある『近江神宮』は滋賀の人々から長く崇敬され続けている『天智天皇』がお祀りされています。

映画『ちはやふる』の聖地としても人気を集めており、多くの方が参拝に訪れる、滋賀で人気のパワースポット神社です。

今回はそんな『近江神宮』の歴史から見所まで、分かりやすくご紹介したいと思います。

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近江神宮の歴史

まずは『近江神宮』の歴史から学びましょう!

『近江神宮』は1940年(昭和15年)、皇紀2600年を記念して創祀(そうし)されました。

神社としては比較的新しいです。

明治30年ころより滋賀県民の間から『天智天皇』に敬意を抱く人々の熱い想いが発端となり、現代まで受け継がれる数々の功績を称賛しようと声があがったことがきっかけでした。

昭和天皇が人々の願いを受け入れ、天智天皇をお祀りする近江神宮の創建をお認めになり、滋賀県民を始め全国崇敬者の真心の奉賛により創建されました。

皇紀とは、明治政府が定めた日本独自の紀元【きげん=歴史上の年数を数える出発点となる年。紀年法】で、1872年【明治5年】に明治政府が、神武【じんむ】天皇が即位した年を、記紀【古事記と日本書紀】の記載から西暦紀元前660年と決め、その年を皇紀元年とした。

昭和15年に創建された近江神宮は、昭和20年には『勅祭社(ちょくさいしゃ)』となりました。

『勅祭社』とは、天皇のお使い=勅使(ちょくし)がお越しになり、勅使を中心とした祭祀がおこなわれる神社のことで、伊勢神宮は別格として、その他皇室とゆかりの深い16社が勅祭社として選ばれています。

昭和20年といえば終戦の年で敗戦後GHQが出した『神道指令(しんとうしれい)』により神社は国家管理を離れることになりました。

『近江神宮』が『勅祭社』になったのは『神道指令』が出された昭和20年12月15日当日のこと。

その日を過ぎると、『勅祭社』になるのは難しいと踏み、ギリギリの追加がなされました。

1945年(昭和20)12月15日、日本占領の連合国最高司令部(GHQ)より、「国家神道・神社神道ニ対スル政府ノ保証・支援・保全・監督及ビ弘布(こうふ)ノ廃止ニ関スル件」との標題で、神道・神社を国家より分離することを指令した覚書のこと。
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近江神宮の見どころ

それでは『近江神宮』の見どころをご紹介します。

写真はは『一の鳥居』です。

樹々に囲まれた霊験あらたかな空間で、神秘的な空気感を味わうことが出来ます。

この鳥居は『明神鳥居(みょうじんとりい)』と呼ばれるもので、登録有形文化財に指定されています。

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二の鳥居

『一の鳥居』を進むと見えてくるのがこの『二の鳥居』です。

この『二の鳥居』も登録有形文化財で先ほどの一の鳥居と同様、『明神鳥居』です。

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手水舎

こちらの手水舎も登録有形文化財です。

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楼門

表参道を抜けた先にあるのは、近江神宮を象徴する朱色の『楼門』です。

階段下から見上げる形になっているため、澄んだ青空と朱色が調和し、晴れの日には非常に写真映えします。

外拝殿

楼門をくぐると正面に『外拝殿』が見えてきます。

内拝殿|天智天皇をお祀り

外拝殿の拝所から正面に見えるのが祭典や祈祷の行われる『内拝殿』です。

こちらから参拝する事になります。

外拝殿、内拝殿、本殿が回廊で繋がっている作りを近江造り(又は昭和造り)といい、国の重要文化財になっています。

『近江神宮』のご祭神は奈良時代の第38代『天智天皇(てんぢてんのう)』です。

元の名を『天命開別皇命(あめみことひらかすわけのすめらみこと)』、一般的には『中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)』のほうが親しまれているかもしれません。

歴史的にも有名な『大化の改新』で、『中大兄皇子(天智天皇)』は『中臣鎌足(なかとみのかまたり)』と手を組み、当時最大規模の豪族で、好き勝手に国を支配していた蘇我(そが)氏を滅ぼします。

豪族中心の政治から天皇中心の政治へと改革を起こしたのです。

そこから約23年後の667年、都を奈良の飛鳥から近江国の大津に遷都。

その翌年668年、ついに大津京にて『天智天皇』が即位しましたが、672年の『壬申(じんしん)の乱』があったことからわずか5年で廃都にました。

しかし、この短い間にも日本で最初に戸籍制度、学校制度、税金制度などを作り、今では当たり前となっているような日本の基盤を1200年も前に作った人物、それが近江神宮のご祭神『天智天皇』なのです。

後の近江の発展の土台をつくったとも言われています。

その『天智天皇』の数々の功績から、近江神宮には産業繁栄、厄除け、安産祈願、学業成就、家内安全、病気平癒、交通安全といった様々なご利益があると言われています。

栖松遙拝殿

本殿に向かって右に進むと『栖松遙拝殿(せいしょうようはいでん)』がございます。

こちらは有栖川宮家(ありすがわのみやけ※江戸時代初期から大正時代にかけて存在した宮家)から祭祀を引き継いだ高松宮家(たかまつのみやけ※かつて存在した皇室の宮家)の祖霊社を遷してきたものです。

高松宮家廃止にともない、近江神宮御創建当初からの高松宮殿下との御神縁により、平成18年近江神宮に移築されました。

有栖川宮家の『栖』高松宮家の『松』をとって名付けられました。

時計館宝物館

こちらは『時計館宝物館』です。

館内には和時計をはじめ古今東西の時計、また宝物館には奉納された絵画など、貴重な品々約180点が展示されています。

時計館宝物館/300円(25名以上210円、小中学生150円(同100円)

日本最初の時計|オメガ社総代理店が奉納

天智天皇が行なった改革のなかでも画期的だったのが、日本ではじめて水を用いた時計『漏刻(ろうこく)』をお造りになり、社会生活の基本である時報を始められたことはよく知られています。

『漏刻』は日本最初の時計と言われています。

実は日本の時刻制度は、1350年前天智天皇の御代に、大津に漏刻(水時計)が設置されたことに端を発します。

近江神宮は天智天皇をご祭神としているため、近江神宮境内には日時計や火時計があります。

こちらの『漏刻』は昭和39年オメガ社総代理店が奉納されたものです。

日時計

こちらは精密『日時計』です。

中央の棒は、天の北極(およそ北極星の方向)を指しているそうです。

こちらは岐阜天文台の矢橋徳太郎氏が考案した『矢橋式日時計』です。

古代火時計|ロレックス社が奉納

こちらは古代中国で使われていたと伝えられる『古代火時計』です。

日時計が昼間の時間を計るものであるのに対して、こちらは主に夜間の時間を計るために使われたものです。

龍の背中から等間隔に、計14個の銅球が糸で吊り下げられています。

背中にある糸の下に線香を置き、火を燃え進ませることで糸を焼き切り、球が落ちて下に設けられたドラが鳴って時を告げます。

銅球の1間隔はおよそ2時間です。

この火時計は昭和54年ROLEX(ロレックス)社が奉納したものです!

百人一首かるたの聖地

天智天皇の御製(ぎょせい※天皇や皇族が詠んだ和歌や詩文)『秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ』は小倉百人一首の巻頭歌として国民に親しまれ、歌かるたの祖神としても仰がれています。

その縁から近江神宮は『かるたの殿堂』とも言われています。

そして、境内には百人一首に選ばれているそれぞれの歌が、イメージ写真を背景にして飾られています。

近年は百人一首競技かるたが『ちはやふる』などの漫画やまたドラマでも取り上げられたり、毎年1月になると、競技かるたの『名人位・クイーン位決定戦』が近江神宮で行われており、選手や愛好家たちにとっては憧れの場所となっています。

自動車清祓所

こちらは『自動車清祓所』です。

明治23年建築の大津地方裁判所の玄関車寄せが、昭和46年解体建て直しされるにあたり近江神宮に移築され、自動車清祓所として使われています。

近江勧学館|映画『ちはやふる』の展示品

近江神宮の敷地内には、競技かるたの最高峰の大会である『名人位・クイーン位戦』や高校生の『全国高等学校かるた選手権大会(通称:かるた甲子園)』が行われる『近江勧学館』があります。

百人一首を題材とした映画『ちはやふる』の舞台にも選ばれた近江神宮は聖地巡礼という目的のもと、多くの参拝客が訪れています。

館内には、ちはやふるグッズや参拝記念の思い出の品が多数ございます。

入口近くには作者の末次由紀(すえつぐゆき)さんの原画もあります。

映画ちはやふるメンバーのサインも展示。

実際にかるたが出来るスペースもあり、人気の撮影スポットとなっています。

2階にあがると、毎年熱戦が繰り広げられる『名人位・クイーン位戦』の舞台、「浦安の間」があります。

使用している時以外は自由に出入りができるので、ここで名人やクイーンを目指す人たちの気分を味わうのもおすすめです。

館内では、オリジナルのかるたグッズや近江勧学館にしか売っていない商品もあるため、映画ファンの方は要チェックですよ!

何もイベントが行われていないときは一般の方も無料で見学できます。

歌碑・句碑の数々

滋賀は数々の有名俳人が多いことでも知られています。

その証拠に、近江神宮の境内には13もの有名な歌人や句人の歌碑・句碑が点在しており、それもまた、近江神宮参拝目的の一つともされています。

松尾芭蕉もそのうちの一人で、江戸時代中期に琵琶湖に近い伊賀の地域で生まれており、松尾芭蕉を慕う多くの俳人たちが近江に集まったそうです。

以下が境内にある歌碑や句碑の作者一覧です。

芭蕉句碑
天智天皇御製碑
横井時常歌碑
平田貫一歌碑
香川進他歌碑
保田與重郎歌碑
春日真木子歌碑
伊藤香舟女句碑
桂樟蹊子句碑
高市黒人歌碑
柿本人麻呂歌碑
吟友の碑

境内のあちこちに点在するこの歌碑・句碑は、近江神宮にはなくてはならないものとなっています。

祓所(はらえど)

例祭(れいさい)に際してはここで修祓(しゅばつ※神道の儀式で、穢れや災いなどを祓い清めること)を行い拝殿に参進します。

大祓式もここで行われます。

御朱印|97枚目の御朱印

こちらが『近江神宮』の御朱印になります。

社紋の『桜さざなみ』が描かれています。

春には境内に咲き誇る桜と、琵琶湖のさざなみを表しているそうです。

授与所で頂けます。

【朱印料】300円

アクセス|電車でも車でも便利!

JR湖西線『大津京駅』下車:徒歩13分(1.0km)

京阪電鉄/石山坂本線『近江神宮前駅』下車:徒歩6分(400m)

無料で停めれる駐車場もございます。

普通車 200 台
大型車 20 台

近江神宮:〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1−1

まとめ|日本の基盤を作った男をお祀り

滋賀県のパワースポット『近江神宮』は如何でしたでしょうか?

近江神宮は年間50万人以上が訪れる大津を代表する神社で平日でも多くの参拝客が訪れています。

近江神宮は様々なご利益があると言われているので、嫌なことが続いている方にはおすすめのパワースポット神社です。

是非参拝に訪れてみては如何でしょうか。

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