【朝護孫子寺】奈良最強金運パワースポット!見どころ徹底解説

奈良の信貴山にある『朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)』は日本最初の毘沙門天王出現の霊場です。

また、毘沙門天とその使いである虎が境内にたくさんあることでも知られています。

今回はそんな『朝護孫子寺』の歴史や見どころなどを分かりやすくご紹介します。

スポンサーリンク

朝護孫子寺の歴史から学びましょう!

西暦582年、仏教推進派であった『蘇我馬子(そがのうまこ)』に加勢した『聖徳太子』が、排仏派であった『物部守屋(もののべのもりや)』の討伐をこの山に立ち寄って戦勝祈願をしたところ、寅の年・寅の日・寅の刻に虎を引き連れた毘沙門天が出現され、戦勝の秘法を授けられたので見事に勝利されたと伝わっています。

そして西暦587年、太子自ら、天王のお姿を彫刻し伽藍を建て、この山を『信ずべき貴ぶべき山』として『信貴山(しぎさん)』と名付けれら、毘沙門天の尊像を守護神として祀るようになったのが『朝護孫子寺』の創建の由来となっています。

毘沙門天王が出現した日が、寅年・寅日・寅の刻であったため、寅が信仰されるようになりました。

さらに西暦910年、『命蓮上人(みょうれんしょうにん)』が醍醐天皇の病気回復を毘沙門天王に祈願すると、 たちまちに回復し、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所としたことから『朝護孫子寺』の勅号を賜り、以来、『信貴山朝護孫子寺』と称しています。

聖徳太子以後の時の皇族初め、多くの方の厚いご信仰によって種々の寺院が長い年月の中、建立されていき、今の信貴山があります。

長い歴史の中で、『朝護孫子寺』の本堂は2度再建されています。

最初は戦国時代の西暦1577年に焼失し、豊臣秀頼公の祈願所として1610年に再建したというのと、2度目は火災で1951年になくなり、1958年に今の形に再建されました。

スポンサーリンク

朝護孫子寺の見どころ

『朝護孫子寺』は山一つ全体が境内というスケールの大きな寺院です。

特に回り方が決まっている訳ではありませんが、今回は特にお薦めの場所を抜粋してご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

開運橋|関西で唯一のバンジージャンプ

信貴山『朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)』の門前にかかる『開運橋(かいうんばし)』です。

全長106mで昭和6年に架けられました。

この開運橋、2007年(平成19年)に国の登録有形文化財へ登録されました。

『開運橋』は一見普通の橋ですが、実はある点で『日本最古』の橋なのです。

それは『上路カンチレバー・トラス橋』というこの橋の構造にあります。

『上路カンチレバー・トラス橋』とは『橋げたの上を歩ける(=上路/じょうろ)、三角形の鉄骨を連続して延長しながら架けた橋(=カンチレバー・トラス橋)』となります。

この工法で造られた第2次世界大戦以前の橋は日本に2例だけというたいへん貴重な橋なのです。

また、2016年に奈良『三郷町』の町制施行50周年限定イベントとして、歴史ある開運橋にバンジージャンプ台を開設!

関西で唯一のバンジージャンプで高さ30メートルある開運橋からジャンプします!

スポンサーリンク

張り子の寅|世界一の大きさ

参道を進みますとまず最初に目につくのは、赤門の手前にあり、大きくて『世界一福虎』と言われる、長さ6mの『張子の寅』です。

ゆらゆらと首を振ることから『よく首が回る(何事にも不自由しない)』というご利益があるといわれ、『魔除け』や『福を呼ぶ』ご利益もあるとされています。

視覚的にも強いインパクトがあることから、また、SNSでも人気の記念写真スポットとなっています。

スポンサーリンク

聖徳太子御像

聖徳太子が創建したと伝えられる寺院だけに、鎧に身を固め戦いに赴く馬上姿の聖徳太子像があります。

聖徳太子の騎馬像ですので、とても珍しいと思います。

本堂|ご本尊は毘沙門天王

こちらの階段を上がると『本堂』で山門から見て一番奥にあります。

昔から地元のみならず多くの参拝者を集めています。

ご本尊は毘沙門天王像、御祈祷を受ける場合にご拝尊が可能との事です。

本堂には、ご本尊の毘沙門天王像を中心に、右に妻の吉祥天像、左に息子の善膩師童子(ぜんにしどうじ)像が安置されています。

父・母・子の絆を大切に、家族円満を願う象徴とされています。

なお、一般公開されている毘沙門天王は『お前立ち』と呼ばれているもので、そのうしろに『中秘仏』が、さらに奥には『奥秘仏』がお祀りされており、特別な祭事が開催される時などにご開帳されます。

毘沙門天王は、七福神の中でも商売繁盛、金運如意、開運招福、心願成就の徳を最も厚く授けてくださる福の神様です。

右手に如意宝珠の棒、左手に宝塔を持ち、心を強く持って何事も我慢強く行えば福徳を授けるというお姿を表しています。

戦国時代に焼失して豊臣氏により再建されたといわれているほか、1951年に火災で焼失し、現在の本堂は1958年に再建されたものです。

戒壇巡り|一願成就のご利益

本堂では、もう一つ昔の修行体験『戒壇巡り』を経験できます。

この修行は、暗闇の中を手さぐりで進んだ先には、千手観音や阿弥陀如来など八体の仏像がお祀りしてあります。

さらに進むと大きな鉄の錠前が掛っていて、この錠前に触れると、約800年前、『覚鑁(かくばん)上人』が、唯一当山に納めたという如意宝珠に触れたと同じ功徳が与えられると言い伝えられ、一願成就のご利益を授かります。

経蔵堂|回転式の経蔵を一周させる

こちらは『経蔵堂』です。

中には回転式の経蔵があり、それを一周させると全てのお経を読破したのと同じだけの功徳があるのだそうです。

千手院|寺一番の金運上昇パワースポット

こちらは最古のお寺で、住職の住坊とされてきました。

『護摩堂』は命蓮上人が1000年前に開壇され、以来、毎日護摩が焚かれ福徳開運の祈願が行われています。

千手院内にある、寺一番の金運上昇パワースポット『銭亀堂』です。

『銭亀さん』の愛称で親しまれる金運を呼ぶ神『銭亀善神(ぜにがめぜんじん)』をお祀りしています。

銭亀善神さまは、欲しいものが手に入らなくて苦しんでいる人を助ける神、金運を運ぶ神として崇敬を集めています。

商売繁昌や金運招福を祈願される方が絶えません。

毎年4月の第1日曜に行われる『銭亀祭』の日のみ御開帳され、黄金の銭亀善神御神体に直接触れることができるそうです。

封筒と壱億円の御札、金銀の銭亀御守のセットを授かり、自ら祈願してご利益を頂きます。

1.お賽銭箱の左右にある石臼の上に千手院で購入したセットを封筒、壱億円御札、金銀の銭亀御守の順に置く。この時に銭亀御守の頭を銭亀善神様の方に向けること。

2.石臼の前の枠に足を揃える。

3.財布を壱億円の御札の上に置き、財布の上に銭亀御守を乗せる。

4.『南無銭亀善神(なむぜにがめぜんじん)』と唱えながら時計回りに石臼を3周廻す。

家に帰ったら壱億円の御札の裏に名前と住所を記入したのち壱億円を表にして封筒に貼る。

宝くじ当選を願う人は、封筒の中に宝くじを入れて、神棚にお祀りしておくこと。

神棚がない場合は、寝室の頭より高いところに祀るのでもOKみたいです。

貼り方の注意点は『足を向ける位置に貼らない』、『お守りの表が東、または南を向くように』です。

虚空蔵堂|入試合格祈願

若き日の弘法大師・空海が修行をした『虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう※インド伝来の驚異の記憶術)』の本尊、宇宙全体に満ちている仏様の無量無尽の知恵や功徳を蔵する『虚空蔵菩薩』を安置しているのが『虚空蔵堂』です。

特に入試合格、学業成就を祈願する多くの人たちが訪れます。

多宝堂|大日如来をお祀り

大日如来が祀ってある『多宝塔』です。

取材に行った日は残念ながら工事中でした。

空鉢護法堂|一願成就の霊験あらたかな守護神

山頂に建立されているのが『空鉢護法堂(くうはつごほうどう)』です。

『命蓮上人(みょうれんしょうにん)』が神通力で空鉢を飛ばして、長者の倉や米俵を舞いあがらせたという話に由来するお堂で、一願成就の霊験あらたかな守護神として信仰されています。

剱鎧護法堂|病気全快の霊験あらたかな神

約1000年前、醍醐天皇が重い病にかかられ、『命蓮上人』が天皇の勅命により毘沙門天王に、病気平癒の祈願をされたところ、『剱鎧護法(けんがいごほう)』の使者が醍醐天皇の枕元に現れ、天皇の病は癒されました。

その『剱鎧護法』を病気平癒の守り本尊としてお祀りしているのが剱鎧護法堂で、種類を問わずあらゆる病気に対して悩みを持つ人が多く参拝に訪れています。

剱鎧護法堂は無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として篤く信仰されています。

開山堂|四国八十八カ所各寺のお砂踏み

1722年に建立された『開山堂』には開基の聖徳太子・宗祖の弘法大師、四国八十八ヶ所ご本尊様をお祀りしています。

四国八十八カ所各寺のお砂が敷いてある場所で『お砂踏み』を行うと八十八カ所すべてのお寺を参拝したのと同じとされており、開運招福・学業成就・商売繁盛などのご利益があるといわれています。

三宝堂|阿弥陀如来・三宝荒神・不動明王

こちら『三宝堂』には人々を守る明王『不動明王』がお祀りされています。

右にすべての人々を救う西方極楽浄土の仏様『阿弥陀如来』、左に仏教の守護神かまどの神様『三宝荒神(さんぼうこうじん、さんぽうこうじん)』、真ん中に悪魔を降伏させる為にこわい顔をして人々を守る明王『不動明王』が祀られています。

『三宝荒神』は、火難水難除けの台所の神様『三宝(さんぼう)さん』として親しまれお祀りされています。

成福院|融通がきくの由来はここ

寺院中腹にあるのが祈祷と宿坊を中心としたここ『成福院』です。

『融通殿』には、『如意宝珠(如意融通尊)』をお祀りしています。

『融通がつく』、『融通がきく』というのはここから由来しています。

玉蔵院

鎌倉時代、『覚鑁(かくばん)上人』がこの山で毘沙門天王から摩訶不思議な『如意宝珠』を与えられたことから『玉蔵院』と呼ばれるようになりました。

日本一大地蔵尊|安産、子どもの成長等を守護

『日本一大地蔵尊』は朝護孫子寺の玉蔵院にある巨大な地蔵尊で、1933年(昭和8年)に建てられています。

高さ14.54mで、で見応えがありました。

安産、子どもの成長等を守護して下さるお地蔵様です。

参拝動画

YouTubeチャンネル高評価、チャンネル登録もよろしくお願いします。

アクセス|広い駐車場が有ります!

近鉄『信貴山下駅』⇒奈良交通バス『信貴大橋』下車:徒歩約5分

近鉄『信貴山口駅』⇒ケーブル『高安山駅』→近鉄バス『信貴山門』下車:徒歩約10分

JR・近鉄『王寺』⇒奈良交通バス『信貴山門』下車:徒歩約5分

駐車場あり:有料(普通車 500円、バス 1,000円※駐車可能台数約150台)

朝護孫子寺:〒636-0923 奈良県生駒郡平群町信貴山2280−1

まとめ|奈良最強金運パワースポット

聖徳太子が建てたと言われる信貴山にある『朝護孫子寺』は如何でしたでしょうか?

聖徳太子による開基で金運招福など様々なありがたいご利益もあり、奈良の中でも高い人気を誇るパワースポット寺院です。

虎だけでなく、『朝護孫子寺』はテーマパークのようにいろんな見所があるお寺なので、是非参拝に訪れてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!