【岡寺】コロナウィルス終息を祈念した話題の祈祷札を頂いてきた!

ここ『岡寺』は西国三十三所観音霊場・第七番札所で日本初の厄除け寺として広く知られています。

現在、広く知られているこの『岡寺』という名前は実は地名に因る名前であり、古来正式には『龍蓋寺(りゅうがいじ)』といいます。

今回はコロナウィルス終息の祈祷札で注目を集めている『岡寺』に参拝してきました。

岡寺の歴史を学ぼう!


まずは『岡寺』の歴史から簡単に学びましょう!

『岡寺』が創建されたのはおよそ1300年前、天智天皇(てんぢてんのう)の勅願によって義淵僧正(ぎえんそうじょう)が建立しました。

義淵僧正(ぎえんそうじょう)は日本で初めて僧正(※僧官の最上級)の位を得たとされる人物です。

その門下には東大寺の基を開いた良弁(ろうべん)、菩薩と仰がれた行基(ぎょうき)、その他にもおよそ奈良時代の高僧といわれる人は皆、義淵僧正の教えを受けたといわれています。

『岡寺』は古く正式には『龍蓋寺(りゅうがいじ)』という寺名でありますが、この『龍蓋寺(りゅうがいじ)』という名前は、飛鳥の地を荒らし農民を苦しめていた悪『龍』を、義淵僧正がその法力をもって、池の中に封じ込め、大きな石で『蓋』をし改心をさせたことからその名が付いたと伝わっています。

『龍に蓋をする→龍蓋寺』というわけですね。

その後、悪龍は改心し善龍となって今でも池に眠ると伝わっています。

岡寺のご本尊と期待できるご利益


それでは『岡寺』のご本尊とご利益についてご紹介します!

ご本尊

本堂には、奈良時代の制作にかかる巨大な如意輪観音座像(にょいりんかんのんざぞう)がご本尊としてお祀りされています。

塑像(土でできた仏像)では日本最大の仏様で日本三大仏にもあげられており、重要文化財に指定されています。

現在残る像の中では国内最大規模で高さ4.85メートルの観音様を間近で拝むことができます。

如意輪観音は厄除け観音で知られ、古来より信仰を集めています。

ご利益

交通安全、家内安全、身体健全、安産祈願、病気平癒、息災延命、縁結びなど

今話題のコロナウィルス終息祈祷札をゲット!


こちらがテレビでも取り上げられて、今注目を集めている『悪疫除け祈祷札』です。

こちらに描かれている人物は『鍾馗(きゅうき)』と言う名前で、もとは中国、唐の時代に実在した人物であると伝えられています。

唐の六代皇帝・玄宗が瘧(おこり・マラリア)にかかり、床に伏せた時に高熱の中で夢を見ます。

宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわり、玄宗を苦しめますが、どこからともなく現れた大鬼によって小鬼は難なく退治されてしまいます。

玄宗は大鬼に正体を尋ねると『自分は鍾馗という。過去に官吏(かんり)になるために試験を受けたが落第し、その事を恥じ宮中で命を落としてしまったが、高祖皇帝(唐の初代皇帝)によって自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた』と答えます。

はたと目を覚ました玄宗は病が治っていることに気付きます。

鍾馗が玄宗皇帝の夢に現れ、病が治ったことから、鍾馗図は『悪疫除け』として祀られるようになり、また端午の節句の厄除けとして、また近畿地方では『魔除け』として鍾馗像を屋根に祀ったりし、『悪疫除け』、『厄除け』、『魔除け』として日本に伝わっています。

『岡寺』ではこの『鍾馗の版木』および『悪疫除け祈祷札の版木』が江戸時代より残されており、病が流行った時などに授与されてました。

そして、『岡寺』に残る資料によると、江戸時代に疫病が広がり、配布されたのを最後に約200年、配布されていなかったが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、この『祈祷札』の配布を始めたといいます。

境内の見所

それでは境内をしっかりと参拝してきましたのでご紹介します。

仁王門


こちらが入り口となっている『仁王門』です。

国指定の重要文化財であり、慶長17年(1612)建立。

埋蔵文化財の宝庫といわれる明日香村において建造物で唯一、重要文化財に指定されているのは、岡寺のこの仁王門と書院だけです。

先に進むと階段があり、上に行くと本堂があります。

手水舎


『手水舎』でしっかり御手を清めてから参拝しましょう!

楼門


こちらの『楼門』は奈良県指定文化財にしていされています。

建立年代は仁王門に転用されている古材と同種の痕跡をもつ部材が多く使われている事からこの楼門も仁王門と同様に慶長年間(1596~1615)頃の建立と考えられています。

独特の形式を持つ小型の鐘楼門として大変珍しい遺構であるといわれています。

開山堂(納骨・回向堂)


本堂の西側にあり、阿弥陀三尊がお祀りされています。

鐘楼堂|自由に撞けます


こちらの『鐘楼堂』にある鐘は自由に撞くことが出来厄除けの鐘としても知られています。

また、厄除けだけではなく平和を祈る鐘という意味もあるみたいです。

龍蓋池|悪い龍が封じられた池


こちらは本堂の向かいにある『龍蓋池』です。

『岡寺』の正式名の『龍蓋寺』という名前は、民衆を苦しめていた『悪い龍』を岡寺を開山した義淵僧正がその法力で池に封じ、大きな石で蓋をしたという伝説から来ています。


後に龍は改心し、よい龍になったとのことですが、この池は今でも境内に残されており、悪龍の『厄難』を取り除き飛鳥を守った伝説は、現在まで脈々と続く岡寺の『やくよけ信仰』の始まりの所以の一つであるとも言われています。

三重宝塔|ご本尊は大日如来


昭和61年 (1986)に再建。ご本尊に大日如来坐像が祀られています。

大師堂|健康にご利益あり


こちらは『大師堂』で、弘法大師空海がお祀りされています。

幼少期の姿である『稚児大師像(写真左側)』や、修行していた頃の姿の『修行大師像(写真右側)』があります。

稚児大師像を撫でると『子供の健康にご利益』があり、修行大師像の足を撫でると『足腰の健康にご利益』があると言われているので多くの参拝客が像を撫でています。

稲荷明神社(如意稲荷社)


本堂の右手奥の参道を上ると稲荷大明神があります。神仏習合の名残ですね。

弥勒の窟


そのさらに奥には弥勒菩薩座像が安置されています。

境内を360°カメラで撮影してみました!

写真をぐるぐる動かせますので、ぐるぐると回してみて下さい!

御朱印|32枚目の御朱印を頂きました!


こちらが『岡寺』の御朱印になります。

通算、32枚目の御朱印を頂きました!

人気のお守り|龍が持つ願いを叶える珠!


『岡寺』にはたくさんのお守りや絵馬がありました。

その中でも人気なのが『龍玉願い珠』です。


龍が持つ願いを叶える珠『如意宝珠』になぞらえて、紙に書いた願い事をたまの中に納め、蓋をします。


境内に吊り下げて奉納したり、持ち帰ってお守りにしても良いそうです。

アクセス|

電車の場合

近鉄『橿原神宮前駅』東口より奈良交通バス『岡寺前』下車、徒歩5~10分。

近鉄『岡寺駅』にはバス・タクシー乗り場がなく、岡寺まで徒歩1時間弱かかります。

近鉄『橿原神宮前駅』または近鉄『飛鳥駅』からバスまたはタクシーを利用した方が良いと思います。

車の場合

参拝客も利用可能な無料駐車場『岡寺臨時駐車場』があります。

場所は山門から下ってすぐのところ。

少し行き方がややこしいので、大抵の方は民営の有料パーキング『岡寺門前駐車場』(普通車500円)に停めています。

入山料

『岡寺』には入山料が必要です。

一般(大学生以上) : 400円 / 高校生 : 300円 / 中学生 : 200円

拝観時間は8:00〜17:00(但し12/1〜2/末日 8:00〜16:30)

岡寺:〒634-0111 奈良県高市郡明日香村大字岡806

まとめ


日本で最初の厄除け寺『岡寺』は如何だったでしょうか?

今はコロナウィルス終息祈祷札を求めて、沢山の方が参拝に訪れていました。

一日も早く落ち着いた日々に戻れることを願います。










ABOUTこの記事をかいた人

まつもとしん児

職業:実演販売士 神社仏閣をこよなく愛する男! 関西の神社仏閣に実際に足を運んで取材し、誰にでも分かりやすく、良さをお伝えします!