多くの芸能人・著名人も参拝に訪れることで有名な『車折神社』は良縁・金運・学業・厄除け・芸能(芸術)にご利益のある京都随一のパワースポット神社として人気です。
また、境内にある『芸能神社』や『清めの社』はTVや雑誌で取り上げられるほどの人気!
今回はそんな車折神社の歴史や見どころを分かりやすくご紹介します。
- 1 車折神社の歴史を学びましょう!
- 2 車折神社のご祭神と期待出来るご利益
- 3 境内の見どころ
- 3.1 表参道入り口
- 3.2 水神社|運気・才智が向上する
- 3.3 愛宕社|火伏せの神
- 3.4 神門|車折神社の名物『玉垣』スタート!
- 3.5 大国主神社|金脈拡大のご利益
- 3.6 芸能神社|芸能人の名前が記された朱い玉垣は見もの!
- 3.7 清少納言社|才色兼備のご利益
- 3.8 大鳥居|普段は通れない
- 3.9 本殿・拝殿|ご祭神・清原頼業
- 3.10 祈念神石のお礼|願い事を叶えた実績の数々
- 3.11 八百万神社|人脈拡大のご利益
- 3.12 清めの社|悪運を浄化してくれるパワースポット
- 3.13 天満天神社|雷除け、農業、園芸の守護神
- 3.14 神明神社
- 3.15 弁天神社|金満美麗(金運財運・美しさ)のご利益
- 3.16 地主神社|嵯峨天皇をお祀り
- 3.17 葵忠社|明治維新を成功に導いた一人がご祭神
- 3.18 裏参道入り口|電車で参拝の方はここから!
- 4 御朱印|69枚目の御朱印を頂きました!
- 5 アクセス|電車もバスも車でも行きやすい!
- 6 まとめ|芸能人・著名人からも人気の神社!
車折神社の歴史を学びましょう!
まずは『車折神社』の歴史から学びましょう!
かつてこの地は、清原氏(きよはらうじ※平安時代、8世紀末から9世紀後半にかけて臣籍降下した100人以上の皇族に対して下賜された氏)の領地になっていました。
鎌倉時代、1189年4月、平安時代末期の儒学者『清原頼業(きよはらよりなり※車折神社のご祭神)』の没後、現在の神殿付近に頼業公の法名『宝寿院殿』に因み、菩提寺になる『宝寿院(ほうじゅいん)』が建立されました。
これが『車折神社』の前身だといわれております。
頼業公が桜の木を愛でていたことから、廟の周りにたくさんの桜の木が植えられ『桜の宮』と称されていました。
車折神社の由来は『後嵯峨天皇(ごさがてんのう)』が嵐山の大堰川(おおいがわ)行幸の途中、社前で突然、牛車(ぎっしゃ)の轅(ながえ※馬車・牛車などの前方に長く突き出ている2本の棒)が折れ動かなくなったことから、天皇はご祭神に気付かず前を通った非礼を詫びて、門前右側の石を『車折(くるまざき)石』と呼んで、車折大明神の神号と正一位を贈り、頼業公の墓所に『車折神社』を創建したと言われています。
江戸時代は商売繁盛の神として信仰されていました。
車折神社のご祭神と期待出来るご利益
『車折神社』のご祭神は『清原頼業(きよはらよりなり)』です。
『清原頼業』は、生前、太政官の官職の一つであった『大外記(だいげき)』の職を24年間任めた人物です。
『その才、神というべく尊ぶべし』とまで言われた大変な知識人であったらしい。
期待出来るご利益とは?!
頼業公が生前一流の知識人であったことから『学業成就・試験合格』は勿論、『約束を違えない』=『約束を守る』ことに関してご利益があるとされています。
そのため、例えば商売においては、発生した契約を守ることで『商売繁盛』する。
恋愛や結婚においては、誓いを守ることで『良縁成就』、『夫婦円満』となるといわれています。
境内の見どころ
それでは『車折神社』の境内・見どころをご紹介します。
表参道から順にご紹介しますね!
表参道入り口
こちらが正面の入り口になります。
水神社|運気・才智が向上する
正面入り口を入るとまずは左手に『水神社』が鎮座しています。
ご祭神は『罔象女神(みつはのめのかみ)』です。
昔、嵐山を流れる大堰川の水が、この付近まで流れていたころ、川の氾濫を鎮めるために人々が水神様(龍神様)に祈願したことに由来しているそうです。
龍神様のご神力は強大で、『昇龍』の如く『運気・才智が向上する』ご利益を頂けます。
愛宕社|火伏せの神
正面入り口を入り右手には『愛宕社』が鎮座しています。
ご祭神は『愛宕大神(あたごのおおかみ)』で、火伏・防火に霊験があると言われています。
神門|車折神社の名物『玉垣』スタート!
ここから『車折神社』の見どころの一つである、朱色の『玉垣』が左右にズラッと並びます。
芸能人や著名人の名前が書かれているので、ついつい知ってる芸能人の名前を探してしまいます。
深みにはまると、なかなか本殿まで辿り着けませんよw。
ちなみにジャニーズで人気の『SixTONES』を見つけてテンション上がっちゃいました。
大国主神社|金脈拡大のご利益
神門から進むと右手に『大国主神社』が鎮座しています。
ご祭神は『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ※大国様)』をお祀りしています。
大国様は『金運・財運』獲得のチャンスを下さいます。
大国様の広大無辺なご神徳にあやかり『金脈拡大』のご利益を授かりましょう!
芸能神社|芸能人の名前が記された朱い玉垣は見もの!
『車折神社』は多くの芸能人・著名人がよく訪れる神社としても有名です。
これは境内に『芸能神社』という末社があるためで、その名の通り芸能にご利益のあるお社です。
ご祭神は『天宇受売命(あめのうずめのみこと)』を『芸能・芸術の祖神』としてお祀りしています。
『天宇受売命』は『天照大御神(あまてらすおおみかみ)』が天の岩戸に引きこもってしまった際、天の岩戸の前で舞を踊り、引き籠った『天照大御神』を外に出した神様です。
その故事に基づき芸能・芸術の神として、タレントだけではなく華道や書道、茶道など幅広く芸能・芸術関係者からも崇敬を集めているのです。
境内には、参拝した芸能人の名前が記された『玉垣(たまがき)』があり、なんと2000枚以上の『玉垣』が奉納されているそうです。
この写真は『とんねるずのみなさんのおかげでした』の出演者の方々の玉垣ですね。
こちらは『麦わらの一味』の玉垣!
有名漫画『ONEPIECE』の登場人物の名前がずらり!!
これは思わず撮ってしまいますよねw。
俳優、ミュージシャン、アイドル、お笑いタレント、舞踊家、声優、大衆演劇役者などなど、芸術・芸能に関わる多くの方の名前を見つけることができます。
お目当ての芸能人、著名人の名前を見つけ、その玉垣と記念撮影される参拝客も多いので、境内のあちこちがインスタ映えする撮影スポットになっています。
ちなみに玉垣は『奉納料:13000円』を払えばプロ、アマ問うことなく申し込み可能だそうです。
一度申し込めば、2年間掲載していただけるとのこと。
2年間の掲載なので、玉垣は、配置が変わったり、以前あった名前が無くなっていたりすることもあります。
ちなみにこの玉垣は字体がばらついたりすると見た目も良くないので基本的に車折神社の神職一人の手による手書きだそうです。
そして玉垣の奉納も非常に多くの方が頼むため、実際に境内に掲載には約2ヶ月程かかるそうです。
お気に入りの芸能人を見つけたら玉垣の前で記念撮影しちゃいましょう!
清少納言社|才色兼備のご利益
『芸能神社』の向かいには『清少納言社』が鎮座しています。
ご祭神は清原頼業公と同族である『清少納言』をお祀りしています。
平安時代の中期に『一条天皇』の中宮に仕えた才女である『清少納言』にあやかり『才色兼備』のご利益を授かりましょう!
大鳥居|普段は通れない
大鳥居から本殿まで参道が続きますが普段は通れません。
通り抜け禁止になっている理由は真正面からご神前に進む事は神様に対し畏敬の念を欠く行為であるからだそうです。
本殿・拝殿|ご祭神・清原頼業
こちらが本殿・拝殿になります。
1752年(宝暦2年)に造営され、入母屋造・銅板葺総檜造の建築です。
現在の拝殿は昭和63年に新築されたもので、銅板葺・総檜造の建築です。
本殿前の狛犬がカッコ良かったです。
祈念神石のお礼|願い事を叶えた実績の数々
本殿・拝殿の前には石がたくさん奉納されています。
よく見てみると、それぞれの石にお礼の言葉が刻まれています。
車折神社には『願い事を叶えるパワーストーン』と言われている『祈念神石(きねんしんせき)』と呼ばれる石があります。
この『祈念神石』は社務所で『祈念神石おまもり型(700円)』か『祈念神石おふだ型(500円)』を授与してもらう事が出来ます。
何か願い事を叶えたい人は、『祈念神石』を授与してもらい、本殿にてそれを両手で挟み、願い事を強く念じます。
『祈念神石おまもり型』は毎日、肌身離さず持ち歩き、『祈念神石おふだ型』は自宅や会社に持ち帰って、神棚もしくは『目線より高い場所』に安置し、毎日、願い事を強く念じます。
後日、願い事が叶えば家や近くの山や川、海などから新しく石を1つ拾い、その拾った石に『お礼の言葉』をサインペンなどで記し、本殿前のこちらに納めます。
その際、『祈念神石』も、本殿脇にある『古いおまもりを返す箱』に入れましょう。
石の数からも、たくさんの人が参拝に訪れているということがわかります。
また、本殿にお参りする前に『清めの社(※下記参照)』と呼ばれる大きな円錐形の立砂が置かれたお社にも参拝することで、より成就しやすくなると言われています。
八百万神社|人脈拡大のご利益
こちらは、あらゆる神々『八百万の神々』をお祀りしている『八百万(やおよろず)神社』です。
八百万の神々は全国津々浦々に座されていますので、八百万の神々の広大なつながりにあやかり、『人脈拡大』のご利益を授かりましょう。
清めの社|悪運を浄化してくれるパワースポット
本殿から『車折神社駅』へ向かう裏参道へと歩いてると『清めの社(きよめのやしろ)』があります。
こちらは『悪運を浄化してくれるパワースポット』と言われています。
ご本殿で願い事をする前に、まずこちらを訪れ、悪い運気・因縁を払うとよいとされています。
車折神社は名前の由来同様、『石』に対する信仰が厚く、『祈念神石』と『清めの社』は古来より信仰を集めています。
ちなみに『清めの社』は『待受画面にすると運気がよくなる』とか!
ですが、石に触れるとご利益がなくなってしまうそうなので、ご注意を…。
天満天神社|雷除け、農業、園芸の守護神
『清めの社』の奥には『天満天神社(そらみつあまつかみのやしろ)』が鎮座されています。
ご祭神は『天満大神』で『雷除け、農業、園芸の守護神』とされています。
ちなみに『天神社』との事なので、菅原道真公と関係あるかと思いますが、関係はないらしいです。
神明神社
ご由緒書きはなかったので詳細は不明です。
弁天神社|金満美麗(金運財運・美しさ)のご利益
こちらは『弁天神社(滄海神社【そうかいじんじゃ】)』です。
ご祭神は『弁天様(市杵島姫命【いちきしまひめのみこと】)』をお祀りしています。
室町時代、1473年に創建されました。
『滄海』とは大海原のことで、渡来した水の神『弁財天』を象徴します。
室町時代創建の天龍寺末寺の鎮守社だったそうだが、天龍寺末寺が廃寺になり、その守護神が現在地に遷座されました。
近代、1868年の神仏分離令後の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく※仏教寺院・仏像・経巻を破毀【破棄】し、仏教を廃することを指す)により、『市杵島姫命』をご祭神にしました。
弁天様は『金銀財宝』や『幸福』をお授け下さる女神様として広く知られています。
『絶世の美人』とも云われた弁天様にあやかり『金満美麗(金運財運・美しさ)』のご利益を授かりましょう!
地主神社|嵯峨天皇をお祀り
こちらは『地主神社(じぬしじんじゃ)』です。
ご祭神は『第52代・嵯峨天皇』がお祀りされています。
かつて、この付近には『柳鶯寺(りゅうおうじ)』というお寺があり、『嵯峨天皇』が遊幸の際に休息を取られた場所だそうです。
後に、その縁により『嵯峨天皇』が祀られました。
その後、『柳鶯寺(りゅうおうじ)』は廃寺になり、当社境内に遷さ、『地主神社』として祀られました。
葵忠社|明治維新を成功に導いた一人がご祭神
こちらは『葵忠社(きちゅうしゃ)』です。
ご祭神さまは『福田理兵衛(ふくだりへえ)』をお祀りされています。
幕末の勤皇家で、私財をなげうって勤皇討幕をサポートし、明治維新を成功に導いた一人だといいます。
裏参道入り口|電車で参拝の方はここから!
こちらが裏参道の入り口になります。
電車で来られる方はこちらの裏参道から入ることになります。
御朱印|69枚目の御朱印を頂きました!
こちらが『車折神社』の御朱印になります。
初穂料:300円
アクセス|電車もバスも車でも行きやすい!
電車・バスの場合
京福電車『車折神社駅』下車すぐ目の前
JR・近鉄京都駅、京阪電車三条駅、阪急電車四条大宮から市バス・京都バス『車折神社前』下車すぐ目の前
車の場合
無料駐車場(30台)があります。
※午後4時30分に閉鎖・施錠されるので注意してください。
車折神社:〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
まとめ|芸能人・著名人からも人気の神社!
『車折神社』は如何でしたでしょうか?
学業成就、商売繁盛や家庭円満、芸の上達など、あらゆる願いを叶えてくれるパワースポット神社です。
悪運を浄化してくれる『車折神社』へ、ぜひ足を運んでみては如何でしょう。