京都のパワースポット「上賀茂神社」。この記事では、上賀茂神社の歴史、主祭神、ご利益、季節ごとの楽しみ方、アクセス情報まで、初めて訪れる方にも分かりやすく丁寧に解説します。
上賀茂神社とは?京都最古級の神社の歴史と由来を知る
京都の世界遺産・上賀茂神社とは?
「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」は、京都市北区に鎮座する神社で、正式名称を**賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)**と言います。世界文化遺産に登録されており、京都を代表する格式の高い神社として知られています。
創建は飛鳥時代?1300年続く神社の歴史
上賀茂神社の創建は、西暦678年と伝わり、京都の中でも最古級の歴史を持つ神社です。京都の豪族「賀茂氏」が、氏神を祀ったのが起源。平安遷都以降は、朝廷からの崇敬も厚く、国家の守護神として多くの神事が行われました。
上賀茂神社のご利益とは?主祭神・賀茂別雷大神のパワー
主祭神:賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)
賀茂別雷大神は、雷神・農耕神・厄除けの神として信仰されています。天と地のエネルギーを司る存在であり、「雷」は神の意志を示すものとされていました。
上賀茂神社の主なご利益
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厄除け・災厄除け
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勝負運・仕事運アップ
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農業繁栄・五穀豊穣
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学業成就・合格祈願
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浄化・心のリセット
上賀茂神社の見どころ【写真映え&歴史スポット】
1. 楼門|朱塗りが美しい神社の正門
楼門(ろうもん)は、上賀茂神社の顔ともいえる存在。朱塗りの門が青空や周囲の自然と美しいコントラストを見せ、写真スポットとしても人気です。
2. 本殿・権殿(国宝)
神様をお祀りする最も神聖な場所。流造(ながれづくり)の建築様式を持つ本殿と権殿は、共に国宝に指定されています。
3. 立砂(たてずな)|神が降りる神聖な砂山
拝殿前に置かれた円錐形の砂山は、神の依代(よりしろ)とされ、ここに神が降り立つと信じられています。この形状は、後の「盛り塩」のルーツとも言われます。
4. 渉渓園(しょうけいえん)|自然美あふれる庭園
春の桜、秋の紅葉が見事な庭園で、散策にも最適。境内の中でも特に静かなエリアで、癒しを求める人におすすめです。
5. 御手洗川|清めの流れに癒される
神社の敷地内を流れる清流。夏の「足つけ神事」でも知られ、邪気を祓う力があるとされています。
上賀茂神社の年中行事・お祭り|京都三大祭「葵祭」も
1. 葵祭(あおいまつり)
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【開催日】5月15日
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【内容】平安装束を身に着けた優雅な行列が、京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へと練り歩く、京都三大祭の一つ。
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【見どころ】牛車、騎馬武者、斎王代など、まるで平安時代の再現のような荘厳さ。
2. 足つけ神事(7月)
御手洗川に足をつけて無病息災を祈願。夏の風物詩として人気の神事です。
3. 御阿礼神事(みあれしんじ)
神が降臨する神秘的な儀式。普段は見られない夜の神社の姿が魅力です。
上賀茂神社の四季|季節ごとの楽しみ方
季節 | 見どころ |
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春(3〜5月) | 桜が満開、葵祭の準備で賑わう |
夏(6〜8月) | 新緑と御手洗川で涼を感じる |
秋(9〜11月) | 紅葉の絶景、静かな紅葉狩りスポット |
冬(12〜2月) | 雪化粧の楼門や立砂が幻想的 |
上賀茂神社のアクセス・基本情報まとめ
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【所在地】京都市北区上賀茂本山339
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【アクセス】京都駅より市バス「上賀茂神社前」下車すぐ
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【参拝時間】境内自由(授与所は9:00〜17:00)
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【料金】無料(特別公開は有料)
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【駐車場】あり(有料)
上賀茂神社の御朱印とお守り情報
◉ 御朱印
シンプルながら格式高い墨書で「賀茂別雷神社」と記されます。御朱印帳も神社オリジナルのデザインが人気です。
◉ お守り
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勝守(勝負運アップ)
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学業成就
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厄除け守
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縁結び守 など
上賀茂神社に行く前に知っておきたいQ&A
Q:上賀茂神社は何の神様?
A:雷神「賀茂別雷大神」を祀っており、厄除けや勝負運に強いとされています。
Q:所要時間は?
A:じっくり参拝+散策で約1〜2時間が目安です。
Q:下鴨神社との違いは?
A:どちらも賀茂氏の神社ですが、上賀茂神社は「賀茂別雷大神」、下鴨神社は「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」を祀っています。
まとめ|上賀茂神社は京都で訪れたい最強のパワースポット
上賀茂神社は、歴史・自然・神話が融合した、まさに「日本の心」を体感できる神社です。初めて京都を訪れる人はもちろん、何度も訪れたくなる魅力が詰まっています。