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エピソードⅤ
とあるイベントでお化け屋敷のお化け役を演じる事になりました。
そのイベントはアミューズメント施設を丸々使って開催されたもので、私が配置されたのはピアノが真ん中に置かれた部屋でした。
普段は楽しい施設がお化け屋敷の怖い雰囲気になっていて、また、私の黒髪ロングの姿が怖かったのか、お客さんたちは叫びながら一瞬で走り去って行ってしまうので、私は暇を持て余して一人でふらふらと部屋を徘徊していました。
すると、私以外の影が部屋の中をうろうろと歩いているのです。
時々様子を見に来るスタッフさんかと思い、部屋を確認するのですが、やはり私以外いないのです。
私が立ち止まっても影は変わらず部屋の中を歩いています。
会場になっている施設に幽霊さんの目撃情報は無く、お化け屋敷のイベントが開催していた時にだけ、遊びに来たような気がしました。
特に何か起きた訳ではなかったのですが、イベントが終わるまでずっと影だけの幽霊さんとお客さんを驚かせていた体験は中々貴重でした。
初めてのお化け役だったこともありとても心強かったです。
怖い話をすると幽霊さんが気になってやって来るように、お化け屋敷という環境も幽霊さんを呼び寄せる事があるのだなぁと思った出来事でした。
本物の幽霊さんにも会えるお化け屋敷は全国にたくさんあるので、2倍楽しめますね。
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りゅうあのプロフィール
心霊・怪談・オカルト好きなアイドルとして様々なメディアで活動する心霊アイドル。