大阪心霊スポット【源氏の滝】ホタルの里の「夜泣き石」由来に悲しい伝説

大阪府交野市(かたのし)は、あの「天の川伝説」の舞台であり、都心から離れていることで見られる満天の星空や初夏のホタルが無数に舞う美しい景色で有名な地です。

このあたりには交野遺産とも呼ばれる「六角堂」や「不動明王」、交野八景と呼ばれる美しい景観が楽しめるスポットとなっています。

今回ご紹介するのは、その交野八景のうちの一つ「源氏の滝」です。

昼間訪れると美しい景色が見られるスポットなんですが、実は夜にもなると大阪でも有名な心霊スポットというもう一つの顔があります。

今回はこの「源氏の滝」で起こる心霊現象について、詳しく調査しましたのでご報告します。

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源氏の滝までの道

滝までは入り口である遊歩道から約300メートル程で、昼間であればすぐにたどり着けるくらいの距離にあります!

ただ脇を流れる川には柵もない場所がありますので夜にもなるとその道中は危険になりますので、明るいうちに行きましょう。

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憩いのスポット

進んですぐにある憩いのスポット。

ここまでは最寄りの駅から徒歩約30分ほど歩いて来ていると思うのでここでゆっくり休んでいくのもありですよ!

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トイレもあります!

きちんとしたトイレなんかもありました!

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川のせせらぎに癒されよう

横を流れる川の音は、昼には癒しの音ですが、これが夜にはなんとも不気味なBGMに聴こえるんです、、

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階段を登る?まっすぐ進む?

鳥居をくぐって階段を上がると、正法山宜春院という場所に着きます。そこには不動明王を祀るお堂や八大竜王を祀るほこらがあります。その先の階段から源氏の滝にも繋がっていますが、ここでは上らずにまっすぐ進みます。

夜泣き石

ここには「夜泣き石」という不思議な石があり、それにまつわる伝説もあります。後でご紹介します。

ここから柵がなくなるのでご注意を!

奥に進むにつれ、水の音はだんだんと大きくなり滝が近づいていることが感じられるでしょう。

このあたりは川の流れも激しく、落ちると大変危険なエリアになります。柵もありませんのでくれぐれも落ちないようにお気をつけください。

大きな岩の上には、小さなお不動さん

めちゃくちゃ大きな岩があります。

ゴウゴウと水が流れるこの岩の隙間に落ちたらと思うとゾッとしました、、、

何とこの岩の上には不動明王さまがいらっしゃいました。

源氏の滝に到着!

大きな岩のすぐ先に源氏の滝がありますよ!

昼間は明るいので自然を楽しみながら滝まで問題なく行けるでしょう。

ただし夜になるとかなり暗く超危険な山道となるので注意しましょう!

同じ場所で夜にもう一度撮った写真ですが、ライトが無ければほとんど何も見えませんでした、、、。

大阪心霊スポット|源氏の滝で起こる心霊現象まとめ

交野八景の一つ「源氏の滝の清涼」

この高さ約18メートルの滝は、もとはこの辺りにあったお寺の名前から「開元寺(かいげんじ)の滝」と呼ばれていたのがなまって「源氏の滝」となったと伝えられています。

昔は滝行も行われていたそうで、修験道の場所としての名残であるお堂や、不動明王の像がいくつも見られることから、ここはもともと霊験あらたかな場所です。

そんなこの場所では様々な心霊現象が目撃されていますのでご紹介します。

心霊現象その①「子供の霊が現れる」

源氏の滝ではかつて滝の上から転落して亡くなった子供がいたそうです。それからというもの、この場所では夜な夜な子供の泣き声が聞こえてきたり、子供の幽霊を見たといった情報がたくさん寄せられています。

心霊現象その②「心霊写真」

多くの人たちの体験として最も聞かれるのが「心霊写真が撮れた」というものです。

ほとんどが人魂が写るということですので、ここには多くの魂がさまよっているのかもしれません。

心霊現象③「夜泣き石から泣き声が聞こえる」

滝までの道のりに「夜泣き石」と呼ばれる石があります。

この石は、かつてこの地で非業の死を遂げた「源氏の姫」という女性の泣き声が、夜になると聞こえてくるそうです。

ちなみにこの日、夜まで待ちましたが結局何も聞こえませんでした(よ、よかった、、、)

実は源氏の滝の名前にはこの「源氏の姫の悲しい伝説」が由来するという説もあります。

それはいったいどんなお話か、次でご紹介します。

源氏の滝にまつわる悲しい伝説|「源氏の姫」

この「源氏の滝」にはとても悲しい伝説があります。

その昔、交野の里に美しい源氏の姫と梅千代という男の子が住んでいました。

二人は姉弟ではありませんでしたが、二人とも幼いころに母と生き別れた身の上だったので、仲良く姉弟のように一緒に暮らしていました。

この頃、大和(奈良県)と河内(大阪府南東部)の国境に「おろち山」という山がありました。そこには山賊の一団が住んでおり、山を降りては近くの家々を襲っては略奪をくりかえしていました。

ある年の暮れ、交野の里を襲った山賊は美しい源氏姫と梅千代を見つけ、縛り上げて山に連れ帰ってしまいました。

山賊の頭(かしら)である女に、手下が「美しい姫と少年をさらってきた」と報告すると、女の頭は手下に連れてくるように命じました。

この時、すでに少年は襲われた際のショックで息絶えてしまっていました。

じっとその少年の亡骸を見つめていた女の頭は、急に顔色を変え、手下どもを部屋から追い出し、急いで姫の縄を解きました。

そして少年の身体を抱き上げて、はらはらと涙を流しました。

この不思議な様子に姫は訝しく思いましたが、可愛い梅千代の亡骸を見るともうたまらなくなり

「弟の敵、思い知れ」

と叫び、短刀で女の頭の胸を刺しました。

しかし、女の頭は抵抗することもなく姫の手をつかみながら

「源氏姫、梅千代、許しておくれ」

と、頬に涙を流しながら叫びました。

女の頭は、苦しみながらこんな話をしました。

女の頭は、実は源氏姫と梅千代の実の母で、まだ女の頭が若い頃にある家に嫁いで一人の姫をもうけましたが、ある事情で姫を残して別れ、それから再び他の家へ嫁ぎ、そこでも一人の男児を産むと、また離別したのでした。

それから18年の月日が経ちましたが、女はいつでも二人の子供のことが気にかかり、いつか一度会いたいとずっと願っていました。

そして今日、その二人の子供とこんな形で悲しい最期を遂げるのだ、という話でした。

姉弟のように暮らしてきた梅千代は弟であり、その弟を死なせた山賊の頭は、自分たちの産みの母であろうとは、、しかもその母を自分の手にかけてしまったとは、なんと悲しいことか。

姫の目先は真暗になり、母と弟にすがりついて泣きに泣きました。

そして、姫はそこを飛び出すと近くの滝壷に身を投げて、母や弟の後を追いました、、。

 

源氏の滝のほど近くには「夜泣き石」という石があり、最愛の弟を失くし、自らの手で母親を殺してしまった源氏の姫がその悲しみから、その石を通して泣いているのではないかという伝承があります。

怖いというよりも、悲しいお話でした。

滝の前の階段を上がると?

源氏の滝のすぐ前にあります階段を登ると、昔ここが修験道の場所であったことから、不動明王がまつられている「六角堂」があります。

あらゆる災いを強力な力で祓う不動明王さまはぜひお参りしていきましょう。

境内の奥に向かって並ぶ石仏の先には滝に向かって立つ「八大竜王社のほこら」があります。

雨乞いの神様として知られる八大竜王はまるで源氏の滝を見守るように鎮座していました。

この地は訪れることで運気が上がるとされています。

源氏の滝を訪れた際にはぜひ立ち寄っていきましょう!

源氏の滝|行くならこの時期!

心霊スポットである前に、源氏の滝周辺は交野八景に選ばれた風光明媚な絶景スポットです。

ここに訪れるのにおすすめな時期をお教えします!

初夏|ホタルが飛び交う光景はまるで天の川

「天の川」の舞台である交野市では初夏に訪れることで名物であるホタルが見られます。大勢のホタルたちが舞う光景はまるで本物の天の川のようだそうです。ただし、夜に遊歩道に入って滝まで行くのは暗く危険ですから手持ちの灯りに不安があるなら入らないことをおすすめします!交野市周辺の他のスポットでも見られますよ!

秋|朱色に染まる幻想的な紅葉

次におすすめの時期は秋の紅葉の季節です。源氏の滝に向かう遊歩道に入る手前にある「源氏の滝公園」は「大阪みどりの百選」に選ばれている緑が豊かな場所です。その緑が秋にもなると朱色や黄色に色づき、この紅葉がまさに幻想的な景色だそうですよ!

アクセス|駐車場なし!

住所 大阪府交野市東大字倉治2-15-1

駐車場 無

源氏の滝の周辺には駐車場がありませんので最寄りの駅やバス停から徒歩で行くことになります。

JR学研都市線「津田駅」から・・・徒歩約26分

倉治バス停から・・・徒歩約25分

まとめ|源氏の滝へは行っても大丈夫?

昼間に行くと木々や岩の間を流れる川の景色や、神秘的な滝の雰囲気に癒されること間違いありませんので、ぜひ一度訪れる事をおすすめします!

ただし、源氏の滝は夜になると心霊スポットとして昼とは全く違う雰囲気になります。遊び半分で近づいた者の中には霊が憑依してしまったり、連れて帰ってしまう人たちもいるという事ですので、足を踏み外すと危険な箇所もありますし、夜は近づかないようにしましょう。

滝への遊歩道の入り口は民家もありますので、ひやかしで騒ぎに行くなどもやめておきましょうね!

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