一心寺は人の骨で作られた骨仏のお寺・断酒のお寺として有名!

日本仏法最初の官寺(かんじ※国家の監督を受ける寺院)である『四天王寺』のすぐ近くにあり、庶民に幅広く愛されているのが『一心寺(いっしんじ)』です。

鎌倉時代に建立された歴史のある『一心寺』で有名なのは、『無形民俗文化財』に指定されていて、10年に一度建立される唯一無二の『骨仏(こつぼとけ)さま』の存在で『お骨佛の寺』とも言われています。『骨仏さま』とは一体何?

また『断酒を誓う人の聖地』としても有名です。

まつもとしん児
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今回はそんな『一心寺』を誰にでも分かりやすく簡単にご紹介したいと思います。

一心寺の歴史を簡単にご紹介

一心寺
まつもとしん児
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まずは『一心寺』の歴史から簡単にご紹介したいと思います。

『一心寺』は大阪市天王寺区にある浄土宗の寺で、正式名称は『坂松山高岳院一心寺』と言い、1185年に創建と、歴史のあるお寺です。

徳川家康の庇護を受け、江戸末期には宗派を問わない納骨および『施餓鬼(せがき)法要の寺』として有名になりました。

施餓鬼とは、お盆の時期に行われる、餓鬼の供養を行う法要行事のことを言います。

明治20年(1887)、それまでに納骨されたお骨を以て第一期のお骨佛を造立して以来、十年を一期として一体のお骨佛を造立し、合計13体のお骨佛を造立して今日に至っています。現在は戦災で失われた6体を除く7体が納骨堂内に安置され、『お骨佛の寺』として知られています。

一心寺で期待出来るご利益

まつもとしん児
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一心寺で期待出来るご利益はこちら!

断酒、酒乱封じ

理由は境内にある『本多出雲守忠朝(ほんだいづものかみただとも)』のお墓があるためです。

『本多出雲守忠朝』は『徳川家康の四天王の一人』と数えられた本多忠勝の次男。

関ケ原の合戦では大活躍したものの、大坂夏の陣では酒のせいで、大失態を犯した。そんな経験から、死に際に酒でしくじる人々をなくしたいと願い瞑目したということから『酒封じの神』として祀られ、多くの人が訪れています。

境内の見所をご案内

それでは境内の見所をご紹介します。

正門には仁王像

仁王像
一心寺は青銅製の阿形、吽形の仁王像が正門を守っています。

彫刻家の神戸峰男氏の作品で現代的な他に類をみない魅力的な仁王像に仕上がっている。

阿形とは『あ』と口を開けた形相。吽形とは「ん」と口を噤んだ形相である。

阿吽は仏教の呪文にあたる真言の一つで、『あ』は音の始まりで『ん』は音の終わり、つまり物事の始まりと終わりを表して、狛犬・シーサー・お稲荷さんのお狐様などは阿形吽形対になっています。阿形は大概玉や巻物などを加えている事が多い。

納骨堂

納骨堂
『一心寺』は納骨すると、ここ『納骨堂』にそのお骨を粉々にして仏の形状に固め『骨仏』とし安置しています。御遺骨で作られた『阿弥陀如来像』が祀られているのです。

大阪の核心部にある『一心寺』は、戦災で死亡した方、流行り病で亡くなった方など、名もなき方々を供養してきたお寺。そんな経緯があり、納骨された方々を供養しようと、遺骨そのもので仏像を作り、大切にお祀りするという前代未聞の風習が始まりました。

案内板
納骨した年数で骨仏がわかり遺族はお参りします。

初代は明治20年でそれ以来10年毎に一度作られてきた『骨仏』は現在で14体目になります。

骨から作られるためか、とても白くて大きな阿弥陀如来さま。作られた年代の案内板もあり、どの仏様がいつ作られたかわかるようになっています。

まつもとしん児
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そのお姿は、ぜひ、ご自身の目でお確かめください!

一心寺②
身内の方が『阿弥陀仏』として多くの方から手を合わせていただく『仏様』に生まれ変わる『一心寺』。こんなに素敵な供養が出来る場所は他にはありません。

骨佛堂

骨佛堂
『納骨堂』の右側には『骨佛堂』があります。

案内板②
実際は第二次世界大戦で焼失した第七代以前の仏像はなく、ご遺灰で昭和22年までのご遺骨と合わせて一体となっています。一体につき、約16万体の遺骨から作られる骨仏。全国から納骨される御遺骨で建立された阿弥陀様のお顔を見れば、懐かしい故人の面影が観られるとも言われています。

酒封じ祈願

『本多出雲守忠朝』のお墓
庶民に親しまれている由縁のもうひとつ理由に『断酒の聖地』であるという、ちょっとびっくりな理由があります。

境内にあるこちらが『本多出雲守忠朝』のお墓になります。ここが『断酒を誓う人の聖地』なのです。

しゃもじ
切実な願いが書かれたしゃもじを見ていると、ちょっと身につまされます。お酒のことでお困りの方は、一度お参りされるのも良いかもしれません。

三千佛堂もお参りすべし

三千佛堂
一心寺シアター横の三千佛堂も是非行ってみて下さい!

まつもとしん児
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ここはお薦めスポットです!ホール全体円形に十二神将が祀られています。

十二神将は薬師如来、薬師経を信仰する者を守護する式神で干支毎に一体づつ守護する者がいる。

北から子、丑と時計回りに配置され特に自分の干支の十二神将を参る事は勿論の事ですがお時間あれば一体一体お参りする事をお勧め致します。

時間を掛けて回るだけで迷いや穢れを払ってくれ、気持ちをリセットしてくれますよ!

アクセス

一心寺入り口
(1)地下鉄御堂筋線・谷町線・近鉄・JR「天王寺駅」から徒歩で15分

(2)地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘駅」から徒歩で15分

(3)地下鉄堺筋線「恵比須町駅」から徒歩で8分

まとめ

一心寺外観
決して広くない境内ですが、全国から納骨に訪れる人が後を絶たない人気のお寺です。

あべのハルカスや天王寺動物園、大阪市立博物館やてんしばなどの他に串かつや大阪グルメが堪能できる新世界もすぐそばです。

まつもとしん児
まつもとしん児
大阪観光のついでに、ちょっと足を延ばしてみては如何でしょうか??

引用文献
大阪に身内が仏様になれるお寺があるらしい!その名は、一心寺
大阪でこんなユニークなご利益も!珍しいご利益のある神社、寺院に出会う旅4選

ABOUTこの記事をかいた人

まつもとしん児

職業:実演販売士 人生のどん底に落ちた時、たまたま知人に連れられて、関東36不動霊場を周り、巡拝結願成就し、そこから人生が大きく変わったと思っている男! そして、神社仏閣をこよなく愛するようになり、少しでも多くの方に神社仏閣の良さを伝えたいと思い、実演販売士ならではの、誰にでもわかりやすく紹介する当サイトを作りました。