【少彦名神社】張子の虎が有名な薬の神!ペット健康祈願で首輪お守りも

大阪市中央区道修町(どしょうまち)は日本の医薬品発祥の地として知られています。そのためこの町には製薬メーカーの本社や大阪支社が建ち並び、薬の町といわれています。

そこのとあるビルの合間にひっそりと鎮座しているのが、医薬の神としてしられる少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)です。

日本の薬祖神である少彦名命(すくなひこなのみこと)と、中国の医薬の祖神である神農炎帝(しんのうえんてい)をご祭神としており、「神農さん(しんのうさん)」とも呼ばれ親しまれています。

境内には「くすりの道修町資料館」もあり、新型コロナウイルスの問題に悩まされる今、ひそかに注目を集めつつあります!

そんな少彦名神社をどこよりも詳しくご紹介します!

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まずは成り立ちから!|張子の虎の由来

安永9年(1780年)に薬の商人たちが道修町にまつっていた神農さんと、京都五條天神社から少彦名命の分霊を勧請・合祀したのが始まりとされています。

文政5年(1822年)に大阪でコレラが流行しました。その時、疫病除薬として「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきうおうえん)」という丸薬をつくり、病除祈願したのち、お守りの「張子の虎」とともに配ったところコレラがおさまったといわれています!

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ご祭神|医薬の神々

少彦名命:医薬、農業、交易、国造り、禁厭(まじない)、温泉、酒造りの神。日本の薬祖神でありますが、さまざまなことにもご神徳をもっている神様です。島根県にある「玉造温泉」は少彦名命が発見したと伝えられています。

神農炎帝:医薬、農業、音楽、経済の神。中国古代の三皇の1人で、人民に農耕を教えたといわれており、中国医薬の祖神であり中国文化の源ともいわれています。

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ご利益|ペットの健康を願う方も多い!

病気平癒・健康祈願に絶大なご利益があるとされています!
ほかにも交易の神ということで商売繁盛のご利益にも期待できますよ!

さらには、医薬業関連の資格試験合格を願ったり、ペットの健康を願って参拝する方も多いようです。

今はコロナウイルスの終息を願う方も多くおとずれています。

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神農祭(しんのうさい)|大阪での人気の祭り

毎年11月22・23日に行われる「神農祭」では、病除けのお守りとして五葉笹に吊るされた「張子の虎」(神虎)が配られるそうです。

この五葉笹には、「薬」の文字印がお腹におされた「張子の虎」、「祈願 家内安全 無病息災」と記された赤い紙札、少彦名大神御靈と記された布製の神札、花詞(はなことば)の札が付けられています。お土産として人気だそうですよ!

道修町周辺の薬局や製薬会社などには、祭礼の提灯(ちょうちん)がさげられており、1本の大きな竹に張子の虎と製薬会社の製品、吹き流しなどが吊るされたものをそこら中に見かけることになるでしょう!

大阪の祭りは、今宮戎神社の「十日戎」で始まり、少彦名神社の「神農祭」で終わります。

そのため神農祭は「止めまつり」や「とめの祭り」ともよばれたりします!

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節分祭(せつぶんまつり)|節分限定の御朱印が人気!

毎年2月3日には「節分祭」がおこなわれます。

節分限定の御朱印がかなり人気だということで毎年たくさんの人が並んでいます!

そのほかにも限定のお多福が2種もあり、こちらも毎年好評とのこと!

この日は護摩焚き(ごまたき)の神事が午後3時からあったり、厄除けのご祈祷や厄除ぜんざいの授与なんかもあります!

また、拝殿のまえでは「鬼は外、福は内」の掛け声で豆まきがおこなわれ、境内にはたくさんの人が厄除けにあやかろうと豆を拾いにあつまります!ぜひこちらも参加しましょう!

ペットの初詣|ペット健康成就祈願祭

道修町では明治のころから動物用の医薬品をあつかう製薬会社も多くあり、最近ではペットを飼う人が増えてきたことで、安心してペットと初詣できるように、毎年1月11日をペット健康成就祈願祭としてペットの初詣をおこなっているそうです!

※ペットご祈祷の時間については予約制となっていますので注意しましょう!

社務所|御朱印や首輪お守りが人気!

天然石のお守りや腕輪のお守り、首輪守りが大人気です!

そして、ご参拝できない方からのお問い合わせが多いということで、御札・御守は郵送も受付していますよ!

お求めの御守御札の体数・送付先住所氏名・連絡先をご記入の上、初穂料に郵送手数料一律500円を加えて現金書留でお送りくださいとのことです!詳しくは神社のHPをご参照ください!

祭事まとめ|穢れを落とす除災神事

1月1日      歳旦祭
1月4日~7日   新年祈願祭
1月13日・14日  ペット健康安全祈願祭(完全予約制)
2月3日      節分祭(15時~)護摩焚き神事・振る舞いぜんざい
5月2日~     バラまつり・花の参道
6月30日     夏越大祓式(午後15時~)
11月22・23日  神農祭 (例大祭)
12月23日     満願成就祭
12月31日     年越大祓式(午後15時~)
毎月23日     献湯祭 (湯神楽奉納式)

6月と12月、半年に一度、晦日に除災神事がおこなわれます。
これは半年に一度穢れを落とす行事として行われていますが、12月におこなわれる大祓式は「一年の穢れを祓い清め、新しい年を迎える神事」としておこなわれます。

人形に名前と年齢を記入し、体をふいて息を3度吹きかけることで、罪や穢れを形代に移して、晦日にお焚き上げをしてもらいます。

この神事にもペット用があり、人形でペットの体をふいた後、ペットの口に3度当てれば良いそうです!

境内の情報

開門時間 6:00~18:30
御朱印受付 10:00~16:00

くすりの道修町資料館/10:00~16:00
休館日 くすりの道修町資料館/日祝、盆休み(8月13~16日)
料金 無料

お問い合わせ 少彦名神社 06-6231-6958
関連ホームページ http://www.sinnosan.jp/

御朱印

アクセス|地下鉄が最寄り!

住所 大阪府大阪市中央区道修町2-1-8

地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」11番出口から徒歩7分

地下鉄堺筋線「北浜駅」から徒歩2分

京阪線「北浜駅」 から徒歩2分

まとめ|関ジャニ∞もTVで参拝!

はじめは気づかずに通り過ぎてしまうかもしれないほどの場所にぽつんとあるこの神社。

ですがそのビルとビルの間のせまい道の先、そこに日本の医薬の祖神がいらっしゃいます。

「関ジャニ∞のジャニ勉」で渋谷すばるさんと大倉忠義さんがここを参拝したことでも有名なこちらの神社!

このコロナの渦中にある今こそ、最もご利益をさずかりたい神社かもしれません。

皆さんも大阪にいらっしゃった際にはぜひ、お参りしましょう!

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