大阪・四天王寺エリアに、全国的に人気のあるパワースポット『堀越神社』があります。 こちらには『一生に一度の願いを聞いてくださる神さま』がお祀りされてるとあって、テレビで取り上げられたりと、全国各地から熱心な参拝者が訪れる人気スポットになっています。
『一生に一度のお願い』をしに『堀越神社』に行ってきましたよ!
堀越神社の歴史からしっかり学ぼう!
まずは堀越神社の歴史をしっかり頭に入れていきました!
第33代・推古天皇の時代、四天王寺建立と同じ時期に、聖徳太子が叔父の第32代・崇峻(すしゅん)天皇を偲んで茶臼山に建立したと伝えられ、四天王寺七宮の一つに数えられる神社です。
古くから明治中期まで境内の南沿いに美しい堀があり、この堀を越えて参詣したので『堀越』という名がつけられたらしいです。
『堀越神社』:四天王寺の裏鬼門の方角に相当する。
『河堀稲生神社』:四天王寺の南東の方角に位置する。
『久保神社』:四天王寺の東に位置する。
『大江神社』:四天王寺の西に位置する。
『上之宮神社』:四天王寺の鬼門の方角にあったが、大江神社に合祀された。
『小儀神社』:四天王寺の東門前にあったが、大江神社に合祀された。
『土塔神社』:四天王寺の南門前にあったが、大江神社に合祀された。
堀越神社の気になるご祭神とご利益とは?
次にご祭神とご利益を頭に入れていきました!
ご祭神
第三十二代・崇峻天皇(すしゅんてんのう)
聖徳太子が叔父の第三十二代崇峻天皇の徳を偲んでお祀りしたらしい。
蘇我馬子VS物部守屋の権力闘争の際、蘇我氏側につき、その後、蘇我馬子の横暴はなはだしく、除名しようと試みたが、反撃にあい最終的には蘇我氏により暗殺されたという天皇です。
配祀神(はいししん)
小手姫皇后:崇峻天皇の后(奥さん)
蜂子皇子(はちこのおうじ):崇俊天皇と小手姫皇后のこども
崇峻天皇が亡くなったあと、聖徳太子に逃げるようにと言われて奥州、東北地方は出羽へ移住。
錦代皇女(にしきでのおうじょ):崇俊天皇と小手姫皇后の御子
ご利益
こちらは『四天王寺の裏鬼門を守る神社』ということで、昔から今で言う『パワースポット』的な存在だったようです。
ご利益としては『開運招福』や『商売繁盛』が期待出来ます。
地元の商売している方もここへ訪れて『商売繁盛』のご利益をいただいたり、地元の大企業の方でもご利益をいただいたりと、地元では元々かなり有名な神社みたいです。
また、最大のご利益といえば『一生に一度の願いを聞いてくださる』というご利益であり、悩み事がある方などがここへ訪れ、ご利益やパワースポットでパワーを頂きに訪れにやって来るみたいです。
それでは堀越神社の境内へ入ります!
まずは360°カメラで撮影してみました!
拝殿前で360°カメラで撮影してみました!
ぐるぐる回してみて下さい。
拝殿で『一生に一度のお願い』をする!
鳥居を二つくぐると『拝殿』があります。
ご利益は『一生に一度の願い』なので、ここは『その場限りの願い』ではなく、慎重にお願いをしなくてはいけません!
さらにその『一生に一度の願い』をより実現させるためには、『ひと夢祈願』という事前予約制の祈祷が有名です。
『ひと夢祈願』とはその『一生に一度の願い』を短冊に書き、お守り袋に入れ、肌身離さず持っておくと、その夢が叶うといったものです。
ただし、この『ひと夢祈願』は『一生に一度の願い』と同じで、一生に一度だけの『ひと夢祈願』となっています。
そのため2回以上してしますと、全ての夢が叶わないように思ってしまうので、慎重に『一生に一度の願い』を短冊に書く必要がありそうですよね。
初穂料5000円が必要となりますので注意をしましょう。
ここのご神木は凄いパワーを秘めている!
境内には『神霊が宿る』とされる樹齢550年のご神木『楠の木』が佇んでいますので、ここは是非お詣りして下さい!
今ではのびのびと境内に根を下ろしていますが、数度の落雷と二度の火災を乗り越えたという、数多くの危機を乗り越えてきた強運のパワースポットなんです!
ここは『気力が落ちた』、『疲れた』と感じた時に祈ると良いそうですよ。
すっと天に伸びている御神木の存在は、訪れた人々を優しく癒してくれています。
木の幹に触れてエネルギーチャージされている参拝客も見かけましたよ。
お守りやお札ができる元となった神様なんですって!
こちらは『太上神仙鎮宅霊符尊神(だじょうしんせんちんたくれいふそんしん)』、通称『ちんたくさん』のお社で御神木のちょうど隣に祀られています。
『太上神仙鎮宅霊符尊神(だじょうしんせんちんたくれいふそんしん)』とは中国の神様で、ちょっと長くて、早口言葉みたいですよねw
簡単に説明すると『お守りやお札ができる元となった神様』らしいんです。
『ちんたくさん』と呼ばれており、『ちんたく』⇒『鎮宅』⇒『家を鎮める』ということなので、『家内安全』・『家業繁栄』・『家内の親和』などのご利益があるらしいです。
熊野詣の出発点がここにあり!
こちらには熊野詣の出発地点であり、歴史に残る『熊野第一王子之宮』も祀られています。
こちらは、熊野権現の分霊を祀った九十九王子の第一王子『窪津王子』にあたります。
『窪津王子』はもともと大阪・天満の港にあり、その後、四天王寺の熊野神社に移ったのですが、最終的に堀越神社と合祀されました。
大勢の人が列を作っていたので、蟻の行列に例えられ『蟻の熊野詣』と呼ばれた平安時代には、熊野巡拝の前にまずこちらを詣ってから出掛けたそうです。
世界遺産に指定されている『熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)』という3つの神社を参拝すること。
そして、『熊野詣』の際、目的地である熊野三山に行く前に『第一王子、第二王子、第三王子・・・』という数字が付けられた『熊野権現』の霊を祀っている神社を巡っていたそうです。
これを『九十九王子』といい、その『第一王子』にあたるのがここで、『熊野詣』のスタート地点と言えるのです。
徳川家康が建てたお社がここ!
本殿の左側に『茶臼山稲荷社』があります。
大坂夏の陣の際に、徳川家康が前年の冬の陣の時に茶臼山の山頂に本陣を置いていたということもあり、同じく茶臼山の山頂にあった茶臼山稲荷神社の使いである白狐が家康を真田幸村の攻撃から救ってあげたということから、合戦後に家康がお礼として現在のところに社殿を建てたとも言われています。
家康以降も代々の大阪城代からの信仰が厚かったと言われています。
こちらは『勝負の神様』、『起死回生の神様』と言われています。
白龍社と黒龍社
御神木を挟むような位置にあるのが『白龍社』と『黒龍社』です。
どちらも『事業発展加護』の御利益があると言われています。
手元から無くしたモノが返ってくるかも?!
『堀越神社』の片隅に、かえるに似た石が祀られています。これは、人や物が自分の元に帰ってくる(返ってくる)というご利益が得られると言われています。
自分から離れていった人、手元から失くしたモノがある人はお参りすると良いかもですね!
動画で参拝気分を味わおう!
高評価・チャンネル登録宜しくお願いします。
御朱印|5枚目の御朱印を頂きました!
こちらが『堀越神社』の御朱印になります。シンプルですね!
アクセス|堀越神社の行き方は?
電車の場合
Osaka Metro御堂筋線・谷町線・JR『天王寺駅』下車:徒歩約10~15分
近鉄『あべの橋駅』下車:徒歩約10~15分
車の場合
阪神高速14号松原線:阿倍野ICから約5分 谷町筋沿いです。
堀越神社:〒543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-8
まとめ|一生に一度のお願いがある人にお薦め!
大阪では『堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん』との言い伝えがあり、古くから親しまれている、大阪で外せない誰もが知る大阪随一のパワースポット!
『一生に一度の願い』ってなかなか決めきれないですよね…。私はそのプレッシャーに負けてしましましたw
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