【大江神社】狛虎が鎮座する阪神ファンの聖地として人気の神社!



大阪の天王寺エリアに『阪神タイガースファンの聖地』となっている神社があるのをご存知でしょうか?

『大江神社』という由緒ある古社で、聖徳太子によって創建された神社で『四天王寺七宮』の一社になります。

今回は『大江神社』に参拝に行ってきましたので、歴史やご祭神・ご利益などご紹介します。

四天王寺七宮とは?
聖徳太子が四天王寺を創建した際、四天王寺の外護(げご※保護して守ること)として建立した神社群を指します。

まずは大江神社の歴史から学ぼう!


まずは『大江神社』の歴史から学びましょう!

創建年代は明らかではないらしいのですが、『四天王寺七宮』の一つとして聖徳太子によって創建されたとすれば、飛鳥時代の創建となります。

神仏習合の時代の流れの中で『毘沙門堂』を建立し『毘沙門天』をお祀りして神宮寺(※)も建立されました。

神事・祭祀も四天王寺の僧侶が執り行っていたらしい。

明治維新後の神仏分離政策によって『毘沙門堂』や神宮寺は潰され、慶応3年『大江神社』と改名しました。

神仏分離は公的には慶応4年から発布されたので、それに先駆けて行われたということになります。

神宮寺とは?
日本で神仏習合思想に基づき、神社に附属して建てられた仏教寺院や仏堂のことです。

大江神社の御祭神とご利益は?


それでは『大江神社』の御祭神とご利益について。

御祭神

・豊受大神(とようけのおおかみ)
伊勢神宮の外宮に祀られている『農業・諸産業・衣食住の神様』です。

食べ物を司る神ということで『稲荷神(倉稲魂命:うかのみたまのみこと)』と習合し、同一視されるようになった。

・素戔嗚尊(須佐之男命・すさのおのみこと)
日本神話で有名な神様で『活力・創造力の神様』です。

伊弉諾尊が黄泉国から戻り、筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原(あわぎはら)で禊払をした際に生まれた三柱の神の末っ子。

姉に天照大神(あまてらすおおみかみ)、兄に月読命(つくよみのみこと)で、この三柱の兄弟神を『三貴子』と呼びます。

・大己貴命(おおなむちのみこと・別名:大国主命)
まさに日本一有名と言っても過言ではない縁結びのスペシャリスト!

素戔嗚尊の子、あるいは6世孫とも言われる『大国主命』の青年時代の呼び名です。

四天王寺七宮である『上之宮神社』を合祀した際に、御祭神に加わったと思われます。

・少彦名命(すくなひこなのみこと)
日本の国造りに関わった、とても重要な神様です。

大国主命を助けて国造りをした『医薬の神』です。

体がとても小さく、一寸法師のモデルにもなった神様と言われます。

・欽明天皇(きんめいてんのう)
第29代天皇。『大江神社』を創建した聖徳太子は、欽明天皇の孫にあたります。

ご利益

開運厄除 衣食住守護 諸業繁栄

境内の見どころ


それでは早速境内に入っていきたいと思います。

『大江神社』には入り口が2か所あり、西側の入り口になります。

百歳の階段|心も身体も健康を願って上る!


まず、初めに境内まで上がっていく『百歳(ももとせ)の階段』です。

こちらの階段は101段あり、人生の区切り100歳よりあともう一歩、心も身体も健康でありますようにと願いをこめて名付けられた階段です。

一歩一歩踏みしめて、境内まで上がりましょう!

本殿


こちらが『本殿』になります。


空襲の被害があり、一度焼失しましたが、現在の拝殿は昭和38年に再建された新しいものです。

日吉稲荷神社


『本殿』の左側に摂末社の『日吉稲荷神社』があります。

由緒などを記した案内板がなかったのでよく分かりませんが、お稲荷さん特有の赤い鳥居とのぼりがとても目立ち、鳥居を潜った先の両隣にはちゃんとお狐様がいらっしゃいました。

大江護国神社


『百歳の階段』を上がっている途中に『大江護国神社』が左手にあります。

こちらは元治元年(1864)の『蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)』で戦死した長州藩士の志士48名を合祀した『招魂社(しょうこんしゃ)』があったところです。

現在は明治二十三年(1890)に建立された「山口藩殉難諸士招魂碑」があります。

立ち入り禁止となっています。

阪神タイガースファンの聖地


こちらが『阪神タイガースファンの聖地』となっている『毘沙門堂』の跡地です。

何故、この跡地が『阪神タイガースファンの聖地』となっているのか?


その理由はこちらの『狛犬』ならぬ『狛虎』にあります。

神仏習合時は『毘沙門天』を祀っていました『毘沙門堂』では、『虎は寅年、寅の月、寅の日、寅の刻に生誕した毘沙門天を護るとされている』ことから、『狛犬』ではなく『狛虎』が置かれていました。

『大江神社』の『狛虎』は300年以上前の江戸時代から祀られていましたが、現在鎮座しているのは再建された新しい『狛虎』です。

元々、『狛犬』というのは『狛虎』も同じで、阿(あ)と吽(うん)の一対になっています。

阿は言葉の始まりで吽は言葉の終わりです。

阿吽の呼吸を合わせて、魔を祓っています。

ところが、『大江神社』の『狛虎』は明治の神仏分離により『毘沙門堂』がなくなったことで、もともとあった『吽形(うんぎょう)』の虎は滋賀の坂本にあるお寺に移され、残った『阿形(あぎょう)』の虎も空襲の被害にあい、耳がとれて歯が欠けた無残な姿になってしまいました。

現在も昔の『阿形(あぎょう)』の『狛虎』は大江神社で保管されていますが、一般公開はされていません。


そこで、平成15年(2003年)に、地元の有志が『狛虎を一対にしたら優勝するのでは』と『吽形(うんぎょう)』の『狛虎』を奉納したところ、18年ぶりに阪神タイガースが優勝!

当時この話がニュースに取り上げられ、話題となり今ではタイガースの守り神として、多くのファンがお参りするようになり、それ以降タイガースファンからのメガホンやぬいぐるみの奉納が絶えません。


2011年には損傷していた『阿形(あぎょう)』の『狛虎』も新しく奉納されました。


『狛虎』の周囲には、メガホンやユニフォームなどのタイガース応援グッズが奉納されていますよ。

一の鳥居|愛染堂のすぐそば!


こちらは東側にある『一の鳥居』です。

縁結びで有名な『愛染堂』のすぐそばです。

旧鳥居


こちらは元禄5年に建立された『鳥居』で320年前ものらしいです。

今はこの先へは進めなくなってますが、昔は南側からも参拝出来たのでしょう。

手水舎


こちらは手水舎です。

御朱印|39枚目の御朱印を頂きました!


こちらが『大江神社』の御朱印になります。

阪神ファンの方なら喜びそうな『狛虎』さんスタンプが素敵です!

アクセス

電車の場合

Osaka Metro谷町線『四天王寺前夕陽ヶ丘駅』下車:徒歩約5分

車の場合

駐車場はありませんのでご注意を!

大江神社:〒543-0075 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5−40

まとめ


『大江神社』は如何でしたでしょうか?

阪神タイガースに優勝してもらいたいと切に願う阪神タイガースファンなら是非一度参拝してください!。

また、近くには『四天王寺』、『愛染堂』、『堀越神社』など見所満載の神社仏閣もたくさんありますよ。