【梅宮大社】京都でパワー絶大の安産祈願神社は猫も癒やしてくれる!

京都でも有数の歴史をほこる『梅宮大社(うめのみやたいしゃ)』は名前の通り、梅の名所として有名なこの神社の境内では、初春になると梅の香りが充満します!

近年では京都の猫神社としても知られており、多くの猫好きも訪れる神社でもあります。

そして酒造、子授け・安産にご利益があることでも有名であり、年間を通して子授け・安産のご利益を求めて参拝者の絶えない神社となっています。

今回はそんな『梅宮大社』の歴史や見どころまで分かりやすくご紹介します。

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梅宮大社の歴史から学びましょう!

まずは『梅宮大社』の歴史から学びましょう!

『梅宮大社』の創建は、奈良時代(8世紀頃)に橘氏の祖・橘諸兄(たちばなのもろえ)の母・橘三千代(たちばなのみちよ)が橘氏一門の氏神として現在地より南(現在の綴喜郡井出町付近)に創建したことに始まるとされています。

その後、平安時代前期に第52代・嵯峨天皇の妃・檀林皇后(だんりんこうごう※橘嘉智子・たちばなのかちこ)によって現在地に遷されたと伝えられています。

橘嘉智子は嵯峨天皇の妃になったが、子供を授からなかったことから『梅宮大社』に祈願するとやがて第54代・仁明天皇を授かったとも言われ、子授け・安産の神として信仰されるようになりました。

その後『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』では名神大社(みょうじんたいしゃ※日本の律令制下において、名神祭の対象となる神々を祀る神社)とされ、祈年祭などでは朝廷から幣帛(へいはく※神前の供物)を賜り、明神二十二社・下八社に加えられました。

延長5年にまとめられた『延喜式』の巻九・十のことで、当時『官社』に指定されていた全国の神社一覧

梅宮大社の見どころ

それでは『梅宮大社』の見どころをご紹介します。

現在の社殿のうち、楼門・拝殿・本殿・若宮社・護王社は京都府の指定登録文化財に認定されています。

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隋神門|屋根の下の酒樽にご注目!

こちらが『梅宮大社』の入り口である『隋神門(ずいしんもん)』です。

京都府の登録文化財に指定されています。

1700年(元禄13年)に造営後、台風で大破し、1828年(文政11年)に再建された歴史ある楼門で、さすが酒造の神が祀られいる神社、楼門の上には酒樽が置かれており、梅宮大社が日本最古の酒造神の神社と印象付けています。

拝殿|京都府の登録文化財に指定!

楼門をくぐると、こちらも江戸時代である1828年(文政11年)に建設された拝殿がございます。

こちらも京都府の指定登録文化財に認定されています。

拝殿の奥には本殿が設置されており、同時に見渡すことができます。

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本殿|酒造の神・授子の神をお祀り!

拝殿の奥にあります本殿がございます。

社殿は1698年(元禄11年)の火災で焼失しましたが、1700年(元禄13年)に再建されました。

京都府の指定登録文化財に認定されています。

酒解神(さかとけのかみ)-大山祇神(おおやまづみのかみ):日本で唯一の酒造の神様

大若子神(おおわくこのかみ)-瓊々杵尊(ににぎのみこと):「天孫降臨神話」において高千穂に天降った皇祖神とされる

小若子神(こわくこのかみ)-彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと):瓊々杵尊と木花咲耶姫命の皇子であり、兄弟神の中で皇位を継いだとされる

酒解子神(さかとけこのかみ)-木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと): 「日本神話」において、炎の中で出産したとされることから安産の神として信仰される

大山祗神は日本で唯一の酒造の神様といわれ、日本書紀では娘の木花咲耶姫命が彦火々出見尊を無事に出産したことを喜び、お米からお酒をつくって孫の誕生を祝ったと記されています。

大山祗神が日本で初めてお酒をつくったと伝わることから酒造の神としてお祀りされ、酒造関係の方からの信仰が篤く、境内には大きな酒樽が奉納されています。

木花咲耶姫命は、一夜にしてご懐妊されたといわれており、身の潔白をはらすために産屋に火をつけ、燃えさかる炎の中で無事に彦火々出見尊をご出産されたことから、授子の神(血脈相続の神)としてお祀りされました。

嵯峨天皇の皇后である檀林皇后は子宝に恵まれず、梅宮大社に子授け祈願に訪れたところ、見事ご懐妊され、後の仁明天皇をご出産されて以来、天皇家からも篤く信仰されています。

もともと世代相続の男児に恵まれたいと参拝に訪れる人が多かったのですが、いつしか男女を問わず子授け・安産にご利益のある神社として広く知られるようになりました。

嵯峨天皇(さがてんのう):第52代天皇

橘嘉智子(たちばなのかちこ):嵯峨天皇の皇后で檀林皇后(だんりんこうごう)とも呼ばれる

仁明天皇(にんみょうてんのう):第54代天皇で、嵯峨天皇の皇子

橘清友(たちばなのきよとも):橘嘉智子の父

護王社|学業成就の神!

本殿向かって左側に鎮座しています護王社です。

ご祭神は『橘氏公(たちばなのうじきみ)』『橘逸勢(たちばなのはやなり)』がお祀りされています。

橘氏公は檀林皇后の弟で、嵯峨天皇の下で右大臣として国政に携わりました。

橘逸勢は嵯峨天皇・弘法大師とともに三筆として知られています。

ともに学問興隆の基を築いた人物であることから、学業成就の神として尊崇されています。

本殿と同じく1700年(元禄13年)の造営で京都府登録文化財になっています。

若宮社|生前に正一位に叙された人物をお祀り!

本殿向かって右側に鎮座しています若宮社です。

ご祭神は『橘諸兄(たちばなのもろえ)』です。

橘氏の祖であり、聖武天皇の下で左大臣となり、国政を掌り、歴史上、生前に正一位に叙された人物は6人しかいないが、その内の一人です。

本殿などと同じく1700年(元禄13年)に再建され、京都府の登録文化財になっています。

八社|誰もが知る神様をお祀り!

更に右側には平成19年(2007年)に境外から合祀された『八社』が鎮座しています。

幸神社:猿田彦神(さるたひこのかみ)、天字受賣命(あめのうづめのみこと)

天皇社:素戔嗚尊(すさのおのみこと)

愛宕社:伊弉冉尊(いざなみのみこと)

薬師社:大己貴神(おおなむちのかみ)

住吉社:表筒男命(うわつつのおみこと)、底筒男命(そこつつのおみこと)

厳嶋社:市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

春日社:天児屋根命(あめのこやねのみこと)

天満宮:菅原道真公

稲荷社

稲荷社は昭和58年(1983年)に境外から遷座しました。

神苑|江戸時代にタイムスリップ気分

梅宮大社には有料エリアとして境内をぐるりと囲むように立派な『神苑』があり、境内右手に神苑入口があります。

梅宮大社最大の見どころでもあり、多くの観光客が訪れている見事な庭園になります。

江戸時代に作られた庭園になり、四季ごとに色づく花々の景色を一望することができ、ところどころに休憩所が設置されているので、ゆっくりと景色を眺めながらのんびりと散策できます。

百人一首の71番では、大納言の源経信(みなもとつねのぶ)によって神社周辺の風景を『夕されば門田の稲葉おとづれて 芦のまろやに秋風ぞ吹く』と詠まれています。

またげ石|またぐと子どもを授かる

本殿向かって右手に『梅宮大社』の見どころの一つである『またげ石』と呼ばれる神秘的な石があります。

檀林皇后が皇子を授かる事を祈願に訪れた時に、この石をまたいでご懐妊されたと言い伝えられており、この石をまたぐと子どもを授かる事が出来ると言われ、授子を願う夫婦がよく訪れています。

『梅宮大社』では夫婦でご祈祷を受けた後、この玉石を跨ぐことで子を授かることができるという言い伝えがあります。

『またげ石』をまたぐには夫婦で参拝にくる必要があり、夫婦でまたぐとより効果が得られると言われています。

磐座|神の路案内の神様

梅宮大社に祀られている『磐座(いわくら)』です。

境内に入ってすぐ右手側にお祀りされています。

磐座とはご祭神を社殿を建てないで石で祀るものであり、大きな石が祀られていることが多いです。

ご祭神は『天の宇受売の命(あまのうずめのみこと※女神)』『猿田彦の神(さるたひこのかみ※男神)』の二神がお祀りされています。

天孫・瓊瓊芸の命(ににぎのみこと)が天降る時に、お供をした神とお迎えをした二神で後に夫婦となり、神の路案内として、各神社の末社として祀られています。

この磐座は元々門外にあったのを道路整備の際、昭和59年に現在の場所に移されました。

期待出来るご利益は旅行(交通)安全です。

見切石|お百度参り

こちらはお百度参りの『見切石』です。

歩く場所がちゃんと整備されているのがいいですね。

社務所|たくさんの猫さんがいます!

社務所ではお守りや御朱印を頂く事が出来ます。

また『梅宮大社』は京都の猫神社としても知られており、境内には10匹以上もの猫がのんびりと暮らしており、受付などで出迎えてくれます。

お昼寝している猫や猫から寄ってくる人懐っこさもある猫がいますよ。

中には慣れていない猫もいるので、むやみに抱っこするのは控えましょう。

また、梅宮大社のご神花の『梅』とご利益として子授けの『産(うめ)』と『梅(うめ)』とが掛けられた絵馬が人気でたくさん奉納されています。

西梅津神明社|天照大神をお祀り!

楼門である『隋神門』の左手にありますのが『西梅津神明社(にしうめづしんめいしゃ)』です。

ご祭神は『天照大神(あまてらすおおかみ)』『豊受大神(とようけのおおかみ)』で2012年(平成24年)に旧西梅津村(昭和6年京都市に編入され右京区の一部となった)の神明社を移築して鎮座されました。

御朱印|83枚目の御朱印を頂きました!

こちらが『梅宮大社』の御朱印になります。

中央に大きく『梅宮大社』と書かれており、朱色の刻印が2か所押されています。

上の方の刻印は梅の花のデザイン、下の方は『梅宮』という文字の刻印があしらわれています。

アクセス

阪急嵐山線『松尾大社駅』下車:徒歩10分(850m)

市バス『京都駅烏丸中央口』より28系統乗車『梅宮大社前』下車:徒歩3分(200m)

市バス『京都駅八条口』より71系統乗車『梅宮大社前』下車:徒歩3分(200m)

『梅宮大社』には無料の駐車場(普通乗用車約20台分)が用意されています。

梅宮大社:〒615-0921 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30

まとめ|安産、子宝祈願を探している方は是非!

『梅宮大社』は如何でしたでしょうか?

歴史ある建築物、そして安産、子宝祈願を探している方は勿論、猫神社である『梅宮大社』で猫に癒されたい方にもおすすめです。

一度『梅宮大社』へ参拝へ訪ねてみては如何でしょう。

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