浪速区にある『大国主神社(おおくにぬしじんじゃ)』は地元では『木津の大国(だいこく)さん』として呼ばれ親しまれており、また『種銭』と呼ばれる金運アップのご利益や縁結びのご利益がるという事で人気のある神社です。
『大国主神社』はメディアなどでも多数取り上げられる人気の神社ですが、実は同じ敷地内にある『敷津松之宮』の摂社なのです。
今回は『大国主神社』と『敷津松之宮』の歴史やご祭神、ご利益などを分かりやすくご紹介します!
まずは動画で参拝気分を味わおう!
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詳しい情報は下記でご紹介しております。
敷津松之宮と大国主神社の歴史を簡単にご紹介
まずは『敷津松之宮』と『大国主命神社』の歴史から簡単にご紹介!
『敷津松之宮』の歴史
『神功皇后(じんぐうこうごう)』が三韓征伐の帰りに務古水門(むこのみなと※今の武庫川河口の港)に至った時、『住吉大神』からの神託を受けて住吉の地に『住吉大社』を建立したとされ、その後、敷津浜(昔はこの辺りまで海辺であったらしい)の航行している時に『神功皇后』に従った『武内宿禰(たけうちのすくね)』が荒磯浪(あらいそなみ)の岸に潮が打ち寄せるのを見て『今より後、 ここを境として潮満ちよすことなかれ』と言い、渚に松の樹を3本を植え、その松の下に『素盞嗚尊(すさのおのみこと)』をお祀りになり、航海の安全を祈られたのが始まりとされます。
そのため『松之宮』と言うそうです。
『大国主神社』の歴史
江戸中期の延享元年(1744年)に神託に受けて、『敷津松之宮』の摂社として『出雲大社』から勧請(かんじょう※神仏の来臨を願うこと)して『大国主神社』がが建てられたようです。
また『大国主神社』は大阪市内の七ヶ所にある『大阪七福神めぐり』の一社(大黒天)にも数えられています。
敷津松之宮のご祭神と期待出来るご利益
主祭神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
三貴神(天照大神・月読命・素戔嗚尊)の一柱で、出雲の祖神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
国造りの神で、出雲大社の主祭神として有名
配祀
事代主命(ことしろぬし)
大国主の御子神であり七福神の『恵比寿』としても知られ、商売繁盛に御利益がある
奇稻田姫命(くしなだひめ)
素盞嗚尊の后
少彦名命(すくなひこな)
大国主と共に国造りを行ったとされる神
八柱御子神(はやしらのみこ)
素盞嗚尊の8人の御子の総称
ご利益
商売繁盛、縁結び、家内安全、厄除祈願
大国主神社のご祭神と期待出来るご利益
こちらが『大国主神社』です。
『敷津松之宮』と間違わないように『大国様』と書かれています。
大国主神社の祭神
・日出大国神:『大国主命』と同じで『大国様』です。
社殿内には高さ2m余の『日出大国神』が鎮座されており、『木津の大国さん』として『今宮の戎さん』とともに商売繁盛・諸願成就の福神として親しまれています。
ご利益は商売繁盛、縁結び、起業成就、病気平癒が期待出来ます。
この『大国主神社』では狛犬ではなく『狛ねずみ』なんです。
しかも、ネズミが持っているのは俵と小槌で七福神の『大黒様』の持ち物です。
ではなぜ狛犬ではなく『狛ねずみ』なのか?
これは、日本神話の中で『大国主命』が火に取り囲まれた際、地下に洞穴があることを教え、その命を救った動物がネズミでした。
ここでは、そのネズミが『神様の使い』となって、『大国主神=大黒様』と言う考えのもと、『大黒様』の持ち物である俵と小槌を手にしているのでしょう。
360°カメラで撮影してみました!
境内は凄く小さいのがお分かり頂けるかと思います!
写真をぐるぐる回してみて下さい。
境内の他の見所
それでは境内の見所をご紹介します。
鳥居
まずは鳥居です。
南に面した鳥居が『敷津松之宮』の鳥居で、大通りに面しているのが『大国主神社』の鳥居です。難波や梅田に向かう際に車から見えるのは『大国主神社』の鳥居です。
パワースポット地点
『敷津松之宮』と『大国主神社』のそれぞれの鳥居からは、石畳の参道が延びていて、両社殿の前できれいに交差しています。
この構造は全国的にも珍しいそうで、その場所こそ『究極のパワースポット』と呼ばれています。
白龍明神社
『大国主神社』の裏手に『白龍明神社』が鎮座されています。
楠稲荷社
『大国主神社』の左手側には『楠稲荷社』があります。
木津勘助の像
『敷津松之宮』の境内にある『木津勘助(きづかんすけ)』の銅像です。
相模(神奈川県)出身の人物であり、安土桃山時代から江戸時代前期、青年の頃より豊臣家に仕え、大阪繁栄の基礎となる水運の開発や堤防を強化して水害を防ぐための堤防を強化した人物であり、大阪の土木事業に貢献したことで高く評されている開拓者とされています。
1639(寛永16)年の大飢饉の際、幕府の米蔵を無断で開放し、その米を飢饉に苦しむ人々に施したことで、流刑あるいは処刑されてしまったそうです。
人気の種銭で金運UP
ここでは『大国主神社』の『種銭』というお守りがメディアなどでも、大きく取り上げられて大人気になっています。
この中には『金の元(種)』が入っていて、仲間を呼び込んでくれるそうです。『仲間=お金』ですね。
種銭は『財布や金庫に入れておくと、お金が増える!』というジンクスのあるお守りです。
初穂料は500円。
御朱印|22枚目の御朱印を頂きました!
こちらは大国主神社の御朱印になります。
中央に『日出大国神』と記されています。
今宮戎神社との両社参り
地元の方々にとって、近くの『今宮戎神社』とあわせて参拝する『両社参り』という風習が根強く残っています。
『えびす・だいこく両社詣って本参り』という言葉が語り継がれるほど、地域では大切にされている信仰です。
参拝する順番は『大国主神社』が先で、『今宮戎神社』は後の方が良いとされています。
その理由は、『大国主神社』のご祭神『大国主命』と『今宮戎神社』のご祭神『事代主命(ことしろぬしのみこと)』が親子関係であるということ!
更に深掘りすると、『敷津松之宮』のご祭神『素戔嗚尊』と『大国主命』も親子関係!
なので『敷津松之宮』→『大国主神社』→『今宮戎神社』と親子三代の神様にご挨拶ができるのです。
両社の間は徒歩10分程度ですよ!
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アクセス|難波からすぐです!
電車の場合
Osaka Metro御堂筋線/四つ橋『大国町駅』:徒歩約3分
南海電鉄『今宮戎駅』:徒歩約8分
車の場合
阪神高速1号環状線『なんば出口』下車:約5分
境内に駐車場はありませんが、近くにコインパーキングはたくさんあります。
敷津松之宮/大国主神社:〒556-0015 大阪府大阪市浪速区敷津西1丁目2−12
まとめ|大阪でも有数の縁結びパワースポット!
『大国主神社』は大阪でもかなり人気のある金運UPと縁結びで人気のパワースポットです。是非参拝してみては如何でしょうか?
まず更に商売繁盛を願う人は『今宮戎神社』と両参りがお薦めですよ!
近くにあるお薦め神社をご紹介しております!
是非参拝してみて下さい!
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