京都の人気観光地「嵐山」から車で北に約10分程行くと、京都最恐と名高い心霊スポットである清滝トンネルがあります。
京都の守護山といわれる愛宕山(あたごやま)のふもとにあり、元々は山の上の愛宕神社へ向かう参拝者のために作られたといわれている愛宕鉄道の鉄道専用トンネルとして使われていました。
1929年(昭和4年)に開通したのですが、1944年(昭和19年)には第二次世界大戦の際に鉄の提供を強いられ、短い期間ながらも惜しまれつつ廃線になってしまいました。
現在、トンネルは線路が取り外され車が通れるようになっていますが、幅が車1台がやっと通れるくらいにせまいため、歩行での通行は危険になっています。
そんな清滝トンネルでは、車での通行中にボンネットに女性の首が落ちて来るとか、バックミラーなどに老婆の霊がうつるといった心霊現象が多く報告されています。
その他様々なうわさや霊の目撃談、そのいくつかをご紹介したいと思います。
清滝トンネルのうわさ
清滝トンネルには実に様々な噂があります。
深夜トンネルの中腹で、、、
深夜、トンネルの中腹でエンジンを止めてライトを消し、クラクションを鳴らすと霊が出るといううわさがあります。しかし、トンネルの中で止まるのは大変危険な行為で、夜中だからといっても若者が肝試しにおとずれるようなこともよくあるので、トンネルでの停止は追突事故の元です。
決してお試しにならないようにしてください。
女性の霊が出る
30年以上前に清滝トンネルの近くで女性が乱暴され、それを苦に女性は自殺したという事件が発生したようです。
それからというもの、通行中にボンネットに女性が落ちて来る、フロントガラスの上から女性がのぞき込んで来る、車に女性の手形がびっしりついている、といううわさがあるようです。
こんな時は霊に呼ばれている?
トンネルは幅がせまいために片側通行となっており、入り口手前の信号にしたがって行き来することができます。
この信号にも怖い噂がありまして「トンネルに差しかかったタイミングで青になる時は霊に呼ばれている」といったものです。
通常ではトンネルに差しかかったタイミングで青信号だった場合にはそのままトンネル内に入っていくところですが、清滝トンネルの信号には独自ルールがあります。それは
「青だった場合でも一度トンネルの前で止まり赤になるのを待ち、次に青に変わったときに通行する」というものです。
清滝トンネルの信号は、青信号の時間が極端に短くなっており、赤信号の方が約3分半と長くなっています。そのため安全に通行できるようにこのようなルールになっています。
たまたま青信号でそのままトンネルに入った方たちが、さまざまな怪奇現象を体験したとされており、今ではこのようなうわさが立つようになったといわれています。
地元の方も徒歩や自転車などで普通に通行するトンネルですので、スピードを出して通られませんようにご注意ください。
真下を向いたカーブミラー
清滝トンネルの辺りは、南北朝時代は処刑場だったようです。
トンネル近くの府道にカーブミラーがあるんですが、なぜか真下を向いていて、ここも怖いうわさが絶えません。
「何かが映っているのが見える」とか「このミラーに車の姿が見えたら事故をする」などですが、テレビ番組などでも取り上げられたことがあることでも話題になっています。
実はこのミラーが下を向いているのはきちんと理由があります。
このミラーの手前には急な坂道がありまして、真下向きのミラーは坂を上ってくる車を確認することができるようになっています。山道や峠などを通行するのには便利な角度のカーブミラーとなっているのです。
ミラー自体には心霊現象の根拠はなく、根も葉もないうわさとなっています。
ですがこのミラーとは別に「ミラーに自分の死に顔が映る」や「ミラーに老婆の幽霊が映り込む」といううわさもあります。
鏡は昔から霊道であるといわれており、心霊現象が起きやすいとされていますが、怖いからとミラーを見ずに運転するのはたいへん危険ですので、きちんと確認しましょう。
その他のうわさとしましては
・深夜に訪れると足音に追いかけられる
・行きと帰りでトンネルの長さが変わる
・老婆に追いかけられる
・工事途中に事故死した人の幽霊がでる
・写真を撮ると男性の上半身のみの姿が写る
・昔は処刑場があったこともあり、処刑された人の霊魂がさまよっている
・「帰れ」と言われ、「帰らなければ殺す」と言われる
といったものなど様々あるようです。
清滝トンネルにまつわる怖い話|心霊体験談
清滝トンネルは本当に出る心霊スポットとして非常に有名です。ネットにある体験談から特に恐ろしいものをいくつかご紹介します。
肝試し
僕は京都生まれ京都育ちの30代男性です。
京都に清滝というそれは、閑静な住宅があります。
あの実体験恐怖は今でもはっきりと覚えておりますのでそのお話しをさせて頂ければと思います。
あれは高校3年生の冬の事です。
仲の良い友達4名が居ました。
みんなそれぞれ頑張っていた部活動を引退し、引退後の学校生活を楽しんでおりました。
僕が車の免許を取得したので車で肝試しに行こうという流れになりました。
僕は昔から肝試しなどは一切怖くなかったので楽勝・・・・・・
そう思っていました。
そこで行くことになったのが有名な京都市右京区清滝にある清滝トンネルです。
山の奥にある、信号機付き片道通行のなんともいえない奇妙なトンネルです。
清滝にある閑静な住宅を抜けて来るまで5分ほどはしったらそれはあります。
なんなくトンネルを通過した時1人が言いました。
左後ろの窓に沢山手形が付いている!と。
みんな笑ってましたが気持ち悪かったのでコンビニでタオルを買って拭く事にしました。
変な事に、その手形は拭いても吹いても取れずに、くっきり残ってるんです。むしろなんか増えてる気がします。
気持ち悪いし解散で!
となりみんなを自宅に送り、一人家に帰って運転をしてました。
車庫につき友達から後部座席に忘れ物をしたからと電話があり探してました。
忘れ物を後部座席のシート下で見つけて、頭を上げたとき、・・・ゴン!!!!!
窓に頭をぶつけました。勢いが良かったので結構痛かったです。
その窓は取れない手形がある窓でした。
でもよく見たら手形が少し取れているんです!
あーやっぱり拭く力が弱かったのかなー。
外に出てもう一度拭きますがやはり取れません。
中から窓を見たとき、手形が少し消えている所を見ました。
・・・・・・・・僕は腰が抜けました。
手形が少し消えている所は、さっき僕が頭を上げたときにぶつけた箇所です・・・・・・・
無数の手形は内側からだったのです。
トンネル内を歩く者
私が19歳の頃、車でドライブをしていました。
20歳までにお化けを見ると霊感が出る。ということを聞いていたので霊感付けようなどとみんなでよく言っていたので、この時期ぐらいから心霊スポット巡りをよくしていました。
そして、その日はまた心霊スポットに行くためにバイトが終わった後、夜中の12時ぐらいから私の運転する車に後輩2人と友達の4人を乗せてみんなで京都の清滝トンネルというところへ向かいました。
そこは心霊スポットとして有名で、京都の山奥にありトンネル内は1車線しかなく車1台が通れるのがやっとの狭さで、女の霊が出るとか、トンネルに入る前にある信号が青だったら霊が呼んでいるなどの噂があるところでした。
そのトンネルに着いた私達はまずは車を置いて外に出ました。
そしてトンネルをバックに写真を撮ったり、そのトンネルにどれだけ近づけるか度胸試しをしていました。
しかし、特に何も起こらなかったので一旦車に戻り車でトンネルを潜ることにしました。
トンネルを走っている間は気味が悪い感じはありましたが足を掴まれるなどの現象は起きなかったのでトンネルを抜けた後、Uターンをしてまたトンネルを走り抜けました。
そしてトンネルを抜けた後トンネルを背にして先程撮った写真を見て何か心霊写真でも写ってないかみんなで確認していました。
その時、ふと私が車のバックミラーを見た瞬間、白い服を着た人みたいな物体が横切りました。
「えっ?」
と思った瞬間、無性に怖くなりすぐに車を走り出しました。
みんなは私がいきなり車を走り出したので
「どうしたん?」
と聞いてきたのですが、後輩の1人が
「今、いましたよね?」
と言ってきたのでもしかしたら幽霊だったかもしれない。
なので、本当に幽霊だったのか確認したかったのでもう1度トンネルに戻ることにしました。
戻ってみると、そのトンネル内を歩いている白い服を着た女性がいました。
しかもその女性は見えているのですが見えていたり見えなくなったり不透明な感じで存在していました。
これは私だけでなく、その時乗っていた4人全員それを見ていました。
その時以来、私自身心霊スポットなどに行くと気持ち悪くなったりするので霊感が付いた感じがします。
原付バイクでの通行
初めて書かせていただきます。私の唯一の心霊体験です。
学生時代の話です。
私は京都で生活をしていました。
ある夏のころです。
退屈をもてあました私は友人から聞いたことのあった心霊スポット 『清滝トンネル』に行ってみようとふと思い、そのまま一人、原付バイクに乗って、そのトンネルに向かいました。
そのトンネルの入り口には信号機があり、赤が異様に長いため、
「トンネル前の信号機に引っかからずに中へ入れるときは、霊が手招いている証拠だ」
と友人がは言っていました。
原付で約30分ほどで清滝トンネルに到着しました。
トンネルの信号機は青でした。
私は友人の話を思い出したものの、
『稀少やん』
としか思わず、そのままトンネル内に進みました。
でも結局、霊感のない私はトンネル通行中も何一つ異変を感じることなく、通過しきってしまったのです。
『なんやガッカリやな』
というのが正直な感想でした。
トンネルを抜けるとそこは割と景色のキレイな山道です(舗装されています)。
私『トンネルは拍子抜けやったから、自然でも眺めて行くか』
と山の中の道を走ることにしました。
すると、私を追い越す何台もの車に決まってクラクションを鳴らされるのです。
邪魔にならないよう、追い抜く車幅は十分にあけていたにも関わらずです。
そのまましばらく行くと、土産物を売っている茶屋がありました。
缶コーヒーでも買おうと原付を停めると、私は30代後半の男性から声をかけられました。
「原チャの二人乗りは危ないで」
と。
私は何も見てませんし、感じることもなかったのですが、青色の信号は確かに私を手招いていたようです。
ウインカーの故障
京都府の清滝トンネルに行きました。
信号があり、一旦赤であればセーフ、青でそのまま入ることができると「招かれている」と言われる有名な心霊スポットです。
トンネルに到着するまでに奇妙な下向きのカーブミラーが設置されていて、そこも自分の姿が写らなければ…という噂があります。(丁度坂のてっぺんなので、向こう側を見通すためのカーブミラーだそうですが)
夜中に訪れたので雰囲気は抜群、カーブミラーに不気味さを感じながらいざトンネルへ…信号は赤でした。
そこでほっとしながら車で侵入していくと、特に何かがあるわかでもなく…安心、と思ったところです。
トンネルの出口まであと数メートル、ほぼ出口付近でフロントガラスに水が……。
最近はずっと晴れていたので何の水なのか。
そこから不気味に感じながら峠を降りようとすると、ウインカーがつかなくなりました。
そこでパニックになりながらもなんとか下山、近くのコンビニに寄る頃にはウインカーが直っているのです。
こんなほんの少しだけの間、ウインカーが壊れるようなことなどあるのでしょうか…。
尚、その後運転していた人物は立て続けに事故に遭ってしまっています。さすがに怖くなってお祓いにいきました。
携帯電話
昔からよく霊的なものを見ることが多かった私は20歳を超えた時にはもう見ることも慣れており、いい気はしませんが特に悪さもされることがなかったので普通に過ごしていました。
そんなある日、大学の友人に誘われて京都の有名な心霊スポットに行くことになりました。
元々見える体質の私は嫌な気が止まらなかったのですが場の雰囲気を壊すのは申し訳ないと思いついて行くことに。
心霊スポットに近づくにつれて、猛烈な頭の痛みと、吐き気が襲ってきてここはやばいやつだ…。と思いましたがみんなはノリノリのため言えず、黙って耐えていました。
いざ、その心霊スポットに着くと人のようなものになぜか引き込まれるような感覚に陥りました。
流石にここまでやばいと思ったのは初めてだったので友達に
『しんどいから先に車に戻ってる』
と、伝え先に1人で車に戻ることにしました。
15分くらい車で待ってると友達たちははしゃぎながら帰ってきて、みんな口々に怖かった〜など言って盛り上がっていました。
その頃には、頭痛や吐き気は落ち着いていたのですが嫌な感じは取れず珍しいな…と思っていたところ、いきなり友人が車に繋いでいたBluetoothの調子が悪くなり始め、音楽を流していたのですが音楽が流れなくなりました。
最初は接続が途切れたのだろうと思っていたのですが、Bluetoothを繋いでいた携帯を見るとなぜか携帯の画面がバキバキになっており、電源が入らない状態に。
車に戻ってきた時は画面も綺麗で何も問題なかったのですが…。さすがにみんな怖くなりその携帯を、窓から放り投げ逃げるように帰りました。
あそこまでの体験は初めてだったのですごく、気味悪かったです。
清滝トンネルでは実に様々な心霊現象が起こっています。
遊び半分で行くとかなりの確率で怪異に襲われるといわれていますので、皆さんは決して遊び半分では行かないようにしましょう。
アクセス|車でなければバスがおすすめ!
清滝トンネルを通りたい方は、車やバイクが行きやすいですが中は大変狭くなっており、峠などの山道も通りますので心配な方はバスをご利用ください。
京都バス94系統・・・運賃(大人230円・小人120円)
1時間に2本ほどの運行ですが、嵐山から清滝に出ているバスで、清滝に住んでいる方々の交通手段としても使われております。
約500メートルのトンネル内には歩行者用道路などはないので、自転車や徒歩ではなるべく行かないようにしましょう。
また車やバイクなどでトンネル内を通過する際も、通行人や自転車などがいないかどうか、しっかり確認しながらスピードを出しすぎないように安全運転で通過しましょう。
清滝トンネルを抜けた先は、火伏せの神様である全国に900社ある中の総本社「愛宕神社」への参道にもつながっており、風光明媚な景色がみられる人気の観光スポットとなっているようですよ。
まとめ|清滝トンネルとは
あの稲川淳二さんもここを訪れた際に、スタッフと共に清滝トンネルを歩いていると気分が悪くなったりひどい頭痛などの症状が現れ、とうとう途中で「ここは危ない」と言い引き返したそうです。
それくらい危ないところとされていますが、実際には地元の方が普通に自転車やバイクなどでも利用しており、地元の方にはうわさほどには恐れられてはいないようです。
地元の方からはむしろここよりも、トンネル近くの山道の方が気味悪がられているようです。
その辺りの木は枝振りが良いようで、実はここでは昔から首吊りされることがよくあったそうです。
夜中に清滝トンネルを通る際、暗闇にぽっかりとあいた赤い口に恐ろしくなり引き返すことになっても、決して帰り道にも油断しませんように、、。
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