都市伝説タクシー怪談の発祥地「深泥池」で実際にあった心霊体験談とは?

深泥池は「みどろがいけ」とも「みぞろがいけ」とも読みます。

時代によって呼び方が変わりながらも、現在ではどちらの呼び方でも良いようです。(京都市HPでは「みぞろいけ」表記)

場所は、京都市内から鞍馬街道を北へ行き、上賀茂神社から国道103号線を東にまもなく、住宅街を抜けた先にあります。

昭和50年代後半、日本では都市伝説ブームが全国を席巻し、社会現象を巻きおこしていました。

そこで生まれた口裂け女やトイレの花子さんなどの都市伝説の数々。その先駆け的存在で当時、日本中で話題騒然となった都市伝説が、タクシー怪談であり、その怪談の現場がここ深泥池です。

実際にニュースにもなり、日本で初めて警察が幽霊捜査にまでのり出したこの伝説的怪談の顛末とは?

そして現在も心霊スポットとして霊の目撃情報が絶えない深泥池の今をお伝えします!

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深泥池|約14万年前からある京都最古の池!

周囲1.5Km、面積9haの小さな池ですがその歴史は古く、なんと14万年前から存在している京都最古の天然池なんです。

池の中央にはなんと全体の面積の3分の1を占めるという珍しい浮島があり、それは夏には浮かび上がり、冬には冠水して沈むという不思議な浮島らしいです!

そのため一見すると足場があると思って入ってしまうと、そこは深さ約18メートルもありさらに底に泥が数メートル堆積し、足を踏み入れると決して抜け出せない「底なし沼」といわれており大変危険ですので気をつけてくださいね!

氷河期からの動植物たちの生態系があるというので、実は学術的にも大変貴重な池で、今も多くの魚、昆虫、野鳥、植物が息づいています。

昭和2年、国の天然記念物に指定され、昭和63年には生物群集全体がその対象になりました。

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日本一有名な都市伝説の1つ|タクシー怪談発祥の地

誰でも1度は聞いたことがある、あの怪談。
女性を乗せたタクシーが目的地に着いて、振り返ると女性の姿はいなくなり、シートが濡れていたというお話。

日本全国でよく聞かれるこの怪談、その発祥の地であり、女性の霊がタクシー運転手に伝えた目的地だったのがここ「深泥池」です。

この話をざっくりとしか聞いたことがない方のためにあらためてお話します。

「消えた女」

1969年(昭和44年)10月6日深夜、雨が降るなか京大病院前で40歳前後と思われる女性をひとりタクシーに乗せました。

その女性は傘もささずに長い髪がしっとりと濡れていました。

行き先を聞くと、女性はうつむきながらもボソッとこたえました。

「深泥池まで」

気持ち悪がりながらも目的地に向かい、いよいよ池に近づいたところでふと後ろを見ると、なんと女性の姿は消えており、シートがぐっしょりと濡れているだけでした。

焦った運転手はお客をどこかで落としたと思い込んで交番に駆け込み、警察が捜査しましたが結局その女性は見つかりませんでした。

後から分かった事は、その日の夜、京大病院ではひとりの女性が亡くなっており、その女性の家は深泥池の前だったそうです。

 

さて、この話は当時なんと全国ニュースにまでなりました。

1969年(昭和44年)10月7日に発行された朝日新聞にこの「消えた女」の記事が掲載され、夕方のニュースでは「京都府警が日本初、幽霊を事件扱いに!?」なんてタイトルで特集されたそうです。これでこの話は一躍全国で話題となりました。

ニュースの内容は、こうです。

タクシーの運転手が、次々と深夜の交番にやってきては「乗せた客が消えた」という報告が相次ぎました。
警察も当初は虚言や何かの間違いだと考えていたのですが、奇妙な事に通報の内容が、みんなほぼ同じ話でした。

いたずらを疑った警察がしぶしぶ捜査を開始するも、通報のあったタクシー会社も1つではなく、どう考えてもいたずらとは思えないことが分かりました。

そこで実際に、事件として調書を取り、実質日本で初めて幽霊の捜査を行うことになったのでした。
残念ながら捜査結果がどうなったのかは結局わからず、放送もされなかったようです。

今では
「京都のタクシーは、深泥池では女性の客は乗せてくれない」
といった噂まで語られていますよ!

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鬼の棲家?|節分の豆まき発祥の伝説

この地域には、節分の豆まきの始まりとされる伝説があります。

それは次のようなお話です。

その昔、深泥池のほとりに大きな洞穴がありました。
あるみぞれの降る寒い夜、ひとりの男がこのあたりを通りかかりました。するとその洞穴の中から、ちらちらと灯りが見えました。

近くに寄り中の様子を覗うと、二匹の鬼が顔で話をしていました。
「久しぶりに村へ行き、百姓どもの作った米を奪い、酒でも飲もうか」
「うん、それはええ思いつきじゃ。田吾作のところの子牛も今が食い頃だし、ついでに村の娘でもさらってくるか」
という話でした。

男は恐ろしくなって村の庄屋のところに行き、今聞いた話を伝えました。
それを聞いた庄屋も、どうしたら鬼のたくらみが逃れる術があるかが判らず、頭を抱えていました。
それを知った庄屋のおばあさんは
「それなら日頃信心している基船神社に行き、相談してきたら・・・」
と言ったのでその助言を聞き入れ、その夜におばあさんの作った納豆餅と、とっくりに御神酒を入れて貴船神社に出かけました。

神社に着き事の次第を神殿に向って訴えると、神棚に白い光が差し、声が聞こえてきました。それは

「加茂の庄屋、話は解かった。そもそもあの鬼は、この貴船神社の端の穴が深泥池まで続いていて、そこを通って村へ行くことができるので、穴の出口と入り口を塞いでしまうことだ。それと鬼の目突きといって、柊の先にイワシの頭をつけて家の戸口にむすびつけておくことだ。また田の神さんには、ズイキ(里芋などの葉と茎の間の部分)で作ったなますを供して、鬼が来たら田を守ってもらうよう頼むことだ」

とのお告げでした。

村に戻った庄屋は村人を集め、神のお告げを伝え、村中の豆を集めて鬼退治の準備を始めました。
そして二月の寒い節分の夜、穴から出てきた鬼は村から漂ってきた美味しそうな匂いにつられ、家の前までくると美味しそうなイワシの頭があり、思わず食いつきました。

すると鬼は目に痛烈な痛みを感じました。柊のトゲが鬼の目に刺さった痛みでした。
ひるんだ鬼にむかって、村人みんなで鬼の苦手な炒り豆を投げつけました。

鬼はほうほうの体で元の穴に逃げ帰りました。

そして村人は穴の出口を多くの豆でふたをし、その上に土を盛って「豆塚」と名付けました。
また入り口には豆を入れた枡(ます)を埋めて「枡塚」と名付けました。

それ以降、土の中にしか住めなくなった鬼は、村人に仕返しをしようと地中で暴れますが、田の神の怒りをかい、土竜(もぐら)にされてしまいます。
土竜にされた鬼はそれでも懲りず、田や畑に穴を開けました。

そして節分が過ぎると、子どもたちは棒などを持って

「ウンゴロモチ(もぐら)や おやどのか まんまくどうの おんまえどう」

と掛け声をして鬼を追い出しました。

 

ーそれから賀茂では節分になると、一銭銅貨と年の数だけの豆を包み、身体の悪いところをさすり、田んぼの四隅に置くという習慣が出来たといいます。

そうすることで悪いところは治り、鬼が豆とともに悪いところを持っていくと信じられてきました。

この「ウンゴロモチ」という子どものお祭は、今も西賀茂地域の一部に伝えられているそうです。

「豆塚」と「枡塚」も、どの場所にあるかは定かではありませんが、深泥池貴船神社という祠が深泥池のほとりにあり、そこに豆塚があったといわれています。

これが節分の豆まきの始まりとされる伝説です。

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その他の心霊体験談

深泥池にはタクシー怪談だけでなく実に多くの体験談や目撃情報があります。

そのうちのいくつかをご紹介します!

深泥池周辺で、友達が彼女とデートをしつつドライブをしていたそうです。

深泥池周辺の道は、ちょっと曲がりくねった道なので、 友達は慎重に車を走らせていました。その時です。

横に乗っていた彼女が「あんなところに、女の人が立ってる。」と言いました。

結構急な坂道で林になっているので、夜も遅いし、そんなところに人がいるなんておかしいと彼は無視をして、車を走らせました。

しばらく行くと、また同じ人が立っています。

彼女はパニックで、この車より早く走れる人なんていないし、怖いと泣き出しました。

彼もびっくりしましたが、車から降りるのが怖いので無視をして車を走らせました。 普段はそれほど長くない道のりなんですが、その日はとても長く感じたそうです。

彼女はずっと下を向いて車に乗っています。 彼もずいぶん距離が長いと思いながらも走らせていると、 やっとその曲がりくねった道の終わりが見えてきました。

彼女も安心して顔をあげました。 その時、車の後方から前方にすごいフラッシュをたいたような光が走ったそうです。

びっくりして、車を止めました。
すると、今まで走っていた道ではない、見慣れない光景が目に入ったそうです。

よく目をこらして見てみると、前方には何も見えません。
彼が車から降りて見てみるとそこは、 崖になっていてもう少しで落ちるところだったそうです。

車に戻ってきた彼が「もう少しで落ちそうだった。」と彼女に言ったその時です。

フロントガラスに知らない女性が現れ「死ねばよかったのに。」といわれたそうです。

友達はその恐怖体験を今も忘れず、 深泥池近辺には近づかないようにしています。

(20代男性)

その日、私は大学の友達数人と心霊スポットをめぐっていました。
最後に深泥池に行こうとナビに住所を入れ、その通りに進むこと10分。やたら細い道ばかりで本当にあってんの!?と思うほどで、引き返すにも引き返せないような道にナビに誘導されていました。

しかしナビが案内してるからこのまま進めば行けるだろう!!とナビを信じて進むことに。
すると何故か山道に。それでもナビは誘導するので進み続ける車。

気づけばあたり一面が田んぼでした。そしてナビはそこで終了したのです。

私は行き先の沼の近くに友達が住んでいたので、ここがナビに入れた沼の場所じゃないことはすぐに分かりました。

帰ろうとすると私以外のみんなもさすがにやばいと思ったのか、なんとか引き返そうと車をUターンしているときです。

後部座席の左側に座っていたのですが、左の窓から凄い人の気配がしたのです。

気になって窓から外を見ると、木で作られた古い休憩所のようなものがあり、そこには3人の老人が座ってこっちをじっと見ていました。
時間を見るとその時、夜中の1:30ごろ。

さすがの私もこれは人間じゃないしこれはシャレにならないくらいやばい!と思いました。
しかしここでそれを伝えるとみんなを余計怖がらせると思いその時は言いませんでした。

さすがにみんな懲りたのか、沼には行かず車を頑張ってUターンし、来た道を辿って帰ることにしました。
その帰り道、私の隣にいた女の子がいきなり泣き出して抱きついてきました。

普段そんなことするような女の子じゃないので
「どしたん!?」
と聞くと
『さっき田んぼの所の休憩所でおばあさんが座っててこっちずっと見てた・・・』と。
見えていたのは私だけではなかったのです。

前に乗っていた男友達2人は
『そんなん無かったしおらんかったわ!』
と言っていたので見えていなかったのでしょう。

しかし私も見えていたのできっとあれは霊だと思います。

霊ってナビまで乗り移るのか・・・とかなり驚きました。

今までそんな奇妙な心霊体験をしたことが無かった私はその事が気になり、他の友人に頼み、もう一度今度はお昼間に行くことにしました。

沼に行こうと車のナビに場所を設定してナビ通りに進むことに。
すると、あの日通った道とは全く違う道で、山道も田んぼ道も通ることなく、普通に大通りにでて、沼に到着することができました。

あの日のナビの誘導はなんだったのでしょうか。
その後もナビに誘導された田んぼの場所にどうしてもたどり着きたくて、何回か他の友達と冒険がてらに、ナビで誘導された道を思い出しながら行こうとしたのですが、その日以外、その田んぼの場所に到着することはできませんでした。

あの場所は実際に存在する場所だったのでしょうか。

(20代女性)

いかがでしたか?

その他にも、「池の上に立つ女性を見た」や「池のほとりを歩いていると急に足を引っ張られた」などの報告が多く見られました。

皆さんも暗い夜などに気軽に訪れるのは危険な場所かも知れませんのでお気をつけくださいね。

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アクセス|徒歩ならバスが便利!

市バス  :三条京阪から4系統,深泥池下車
京都バス:京都駅前から45系統,深泥池下車
地下鉄  :烏丸線北山駅 下車徒歩10分

まとめ|TVやYouTuberも多く訪れるため、、、

昔、和泉式部がこんな和歌をうたっています。

「名を聞けば 影だに見えじ みどろ池に 住む水鳥の あるぞ怪しき」

平安時代からここは恐ろしい場所とされていたことが分かります。

その他にも室町時代には大蛇が棲んでいるという話が残っていたり、時代が変わっても人々から恐れられる対象として、今も存在している深泥池。

ただ、最近では面白半分で遊びにくる肝試し目的のグループが騒いだり、動画のために池のほとりで泊まったり一晩中撮影しているYouTuberの方がたくさん訪れているようです。

決して近所迷惑にならないように、私たちも一層気をつけたいと思います!

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