【祇園神社】平清盛ゆかりの神社!境内の見どころを完全ガイド!

平清盛ゆかり地として有名な神戸市の兵庫区、平野エリア『祇園神社』があります。

こちらでは毎年7月13日から20日までの8日間にかけて『祇園まつり』があります。

このお祭りは『平野の祇園さん』と親しまれ、約8万人の参拝者が訪れ、毎年大変賑わっています。

今回は『祇園神社』に行って参りました!

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まずは祇園神社の歴史を学ぼう!

まずは『祇園神社』の歴史からしっかり学びましょう!

第56代清和天皇の時代(858~876)、京洛一帯に流行した疫病が流行り多くの人々が死んだり、雷が落ちたりする災害がよく起こった。

占いにより、姫路の『廣峯神社』に祀られている『素盞嗚尊(すさのおのみこと)』がこれを治めるのにお力があるという事がわかり、貞観11年(869)、姫路の『廣峯神社』から『京都八坂神社』に向けてご分霊をお載せしたお神輿の行列が出発しました。

行く途中、この平野に住む『廣峯神社』と縁のある姫路の『書写山円教寺』で修行された徳城坊阿闍梨の案内で一泊し、地元の人々がご神徳有るのを感謝し、『素盞嗚尊』を祀った祠を作ったのが『祇園神社』の始まりとされています。

約1150年余の歴史を持つ神社です。

江戸時代までの神社名は『素盞嗚社』あるいは『天王社』といわれ、通称『祇園さん』と呼ばれていましたが、明治になってからはその通称が正式な名称となりました。

ただ、『京都八坂神社』では『素盞嗚尊(すさのおのみこと)=牛頭天王(ごずてんのう)』の『廣峯神社』からの勧請を否定しています。

これには未だに全国の牛頭天王信仰の総本宮を『廣峯神社』と『八坂神社』が主張して譲らず、何百年も本家争いが続いているのだとか・・・。

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祇園神社の御祭神とご利益とは?

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ご祭神

素盞嗚尊(すさのおのみこと)

櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

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ご利益

疫病退散、水難除け、厄除けなどが期待できます。

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境内の見どころ

それでは境内に上がっていきたいと思います。

参道の階段

いきなり、出鼻をくじかれるかもしれませんが、約90段の石段を登らないといけません。。。

ちょっと急な階段になってますが、上からの絶景を楽しみに頑張りましょう~!

拝殿

上りきったそこは、都会の喧騒からはなれた異空間が広がっています。

階段を上りきった先にある『拝殿』です。

『祇園神社』では『拝殿』と『本殿』が別で少し離れています。

こちらでは祭祀や拝礼を行い、神楽殿も兼ねているとのことです。

本殿のお隣に春日社と皇太社

こちらが『拝殿』の奥にある『本殿(写真真ん中)』です。

両隣に『春日社』と『皇太社』が並んでいます。

本殿の御祭神

素戔嗚尊(すさのおのみこと)・櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

疫病を治め、厄を払う神とされています。

春日社の御祭神

天児屋根命(あめのこやねのみこと)

天照大神を助ける神。

皇太社の御祭神

天照大御神(あまてらすおおみかみ)

国の平安を守る神。

『祇園神社』では、古くから『病気封じ』『病気除け』の願いを込めて、神様にきゅうりをお供えしていたそうです。

そこから、『祇園神社』の社紋はきゅうりの切り口のような形になったそうです。

写真の赤い部分をご注目下さい!

本当にきゅうりの切り口の様に見えますよね。

市杵島神社|海・芸能の神

こちらは境内奥にある末社の『市杵島神社(いちきしまじんじゃ)』です。

御祭神は『市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)』『海・芸能の神』とされています。

一願石|一つだけ真心を込めて願い事をする

『市杵島神社』の奥にあるのは『一願石(いちがんいし)』という霊石です。

この『一願石』は、『祇園神社』が創建されて以来、境内の一隅に鎮座しているらしいです。

この霊石に一つだけ真心を込めて願い事をすると、その願いは成就すると人々の篤い信仰を集めています。

優しく願いを込めて『一願石』に触れてみてましょう。

白玉稲荷神社|農商業を守る神

『市杵島神社』のお隣には『白玉稲荷神社』です。

御祭神は『倉稲魂命(うかのみたまのみこと)』『農商業を守る神』とされています。

烏原神社|八幡神

『白玉稲荷神社』の反対側にあるのは『烏原神社(からすはらじんじゃ)』です。

主祭神には『応神天皇』がお祀りされています。

『応神天皇』は『八幡神』として神格化されていて有名ですよね。

猿田彦社|人を導く神

『烏原神社』のお隣にあるのは『猿田彦社』です。

御祭神は『猿田彦命(さるたひこのみこと)』『人を導く神』とされています。

清盛も眺めた?!風景

こちらが境内から眺める風景になります。

境内から見る神戸市兵庫区、中央区などの景色は素晴らしいです。

『祇園神社』は平清盛が太政大臣を辞し、病のために出家して十年以上移り住んだ土地がここ、『祇園神社』の周辺である『平野』の地だといわれています。

清盛公もここからの眺めを楽しんでいたのかな・・・?

当時はビルもないので、海や湊を一望に収めることができたのでしょう。

御朱印|37枚目の御朱印を頂きました!

こちらが『祇園神社』の御朱印になります。

祇園神社の御朱印は『牛頭天王(ごずてんのう)』。

祇園神社に祀られている神様『素盞嗚尊』は『牛頭天王』とも呼ばれています。

アクセス|JR神戸駅からの徒歩も良いよ!

電車とバスの場合

『三宮駅』前から市営バス(7系統)で『平野』下車:徒歩約3分

『神戸駅』北側のバスターミナルから9系統、61系統、112系統で『平野』下車:徒歩約3分

ちなみに、JR神戸駅から歩いてだと約25分ぐらいなので、散歩好きな方は歩けない距離ではないと思いますよ。。

車の場合

阪神高速神戸線『京橋ランプ』を下り、国道2号線を西へ。

JR神戸駅南の『東川崎交差点』を右折し約2km北上。

『平野交差点』すぐ北。

駐車場あり

祇園神社:〒652-0008 兵庫県神戸市兵庫区上祇園町12−1

まとめ|頂上の境内も景色も最高ですよ!


『祇園神社』は如何でしたでしょうか?

境内自体はそんなに大きくはないですが、階段の上った先にある境内は緑豊かな深緑に囲まれた心休まる神社でした。

皆さんも一度参拝してみては如何でしょうか?

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