【三嶋神社】京都で有名な子授け・安産にご利益あるうなぎ神社!

大きなマンションの影に隠れるように、ひっそりと佇んでいる『三嶋神社(みしまじんじゃ)』は珍しいウナギを祀る神社です。

更にあまりガイドブックにも載らない、知る人ぞ知る子授け・安産の神様で、秋篠宮殿下も祈願で二度もお越しになったという神社でもあったのです!

今回はそんな『三嶋神社』の見どころから歴史まで分かりやすくご紹介します。

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三嶋神社の歴史から学びましょう!

まずは『三嶋神社』の歴史から学びましょう。

平安時代末期、後白河天皇は、中宮(※皇后)である平滋子建春門院(たいらのしげこけんしゅんもんいん)が皇子のないことを嘆かれ、摂津国嶋下郡三島江村(現:大阪府高槻市)に子授けにご利益がある三嶋大明神という神様がいることを知り、参拝に訪れます。

数日後、夢の中に白衣の翁が現れ『あなたに男児が授かるでしょう。その代わり、私を京の巽(南東)の方角にまつりなさい。』とお告げがあり、翁のお告げ通り、後の高倉天皇をお産みになられました。

後白河天皇は大そう喜ばれ、1160年(永暦元年)に平清盛(たいらのきよもり)の嫡男である重盛(しげもり)に命じ、摂津の国(現在の大阪府高槻市)の三島鴨神社(みしまかもじんじゃ)の御分霊をもらい、山城国愛宕郡朝岡山小松ヶ谷(別名三嶋嶽)に社殿を造営され、帝都巽の方角の守護神として創祀されたのが三嶋神社の始まりだそうです。

ちなみに、京都市内で唯一の平氏ゆかりの神社です。

大変小さな現在の神社ですが、秋篠宮殿下が平成6年・15年と2度参拝されているそうです。

三嶋神社の見どころ

『三嶋神社』はマンションに接するかのように非常にこじんまりと鎮座しています。

表通りに面しているわけでもないので気づかずに通り過ぎてしまっている人も多いでしょう。

とりたてて何もなさそうにも思えるこの小さな神社に平成6年・15年と二度も秋篠宮殿下がわざわざ足を運ばれているから凄いですよね。

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社殿|あらゆる生物の出生、成育、放生を守護される神様

こちらが社殿になります。

現在の社殿は2000年に土地を手放された後、2002年に地主さんによって再建されたもののようです。

大山祗大神(おをやまづみのおをかみ)

天津日高彦火瓊々杵尊(あまつひだかひこほのににぎのみこと)、

木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

土火水(どかすい)の三つの御神徳(土:万物の母、火:万物の大気、水:万物の源)を以って、女性の安産夫婦和合を守護し、子供のない人には子宝を授け、避妊を願う人にはその願いをかなえ、水子の慰霊(供養)に至るまでお導き頂ける神様です。

またあらゆる生物の出生、成育、放生を守護される神様で、古くから女官や庶民などから信仰されてきました。

現在も皇室からの信仰は篤く、秋篠宮様が参拝に来られた時の写真もちゃんとありました。

ちなみに、平成15年のご参拝から約3年後に悠仁親王殿下がお生まれになっています。

ウナギ柄の絵馬|子授け祈願・安産祈願の絵馬

境内には多くのウナギ柄の絵馬が奉納されています。

ご祭神である『大山祗大神(おをやまづみのおをかみ)』のお使いが『ウナギ』なのです。

やがて、珍しい『ウナギの神様』がいる神社として知られるようになりました。

江戸時代になると、ウナギが全国的に食べられるようになり、この頃からウナギを扱う業者が参拝に訪れるようになりました。

では、なぜ『三嶋神社』は『子授け神社』と言われるようになったのでしょうか。

それは、三嶋大明神の『三』とは、火の徳・土の徳・水の徳という3つの徳を表しているそうです。

この火・土・水は、『生命の源』と考えられていました。

現在では中国から伝わってきた陰陽五行説(いんようごぎょうせつ※古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説)が有名かもしれませんが、農耕民族であった古代の日本人に、農業に必要な太陽を表す火・土・水の3つがなければ生命は誕生しないという、土火水(どかすい)の信仰が生まれました。

この3つの要素をもっているのがウナギであったため、ウナギが三嶋大明神の使者といわれるようになったと推測されています。

ウナギは黒潮に乗って日本にやってきて川へ登り、沼地や川で成育するそうです。

また、ウナギのいるところは土地が肥えているといわれ、焼畑農業が主流だった古代の日本では、鰻が土火水の要素をもっていると考えられていました。

他にも、ご神徳が宿るためにウナギを食べると体が温まり、風邪などの病を退ける、といった説も書物に残されています。

ただし、妊婦にはよくないという文書も残っており、こちらで安産祈願をする人はウナギを絶ち、成就した後はウナギを食べて産後の回復に務めるというウナギ絶ち信仰があります。

祈願の流れとしては、絵馬の柄はウナギが2匹の物と3匹の物の2種類あり、2匹は子授け祈願の絵馬3匹は安産祈願の絵馬で、願いを書き込み、神社で祈願してもらいます。

そして子どもが産まれ、お礼参りをするまでは、神様の使者であるウナギを食べてはいけないとされています。

ただし産後は、体力を戻すためにウナギを食べてもいいそうです。

かつて、三嶋神社の近くには『瀧尾神社(たきおじんじゃ)』という神社が鎮座していました。

現在は移転して京阪・東福寺駅から北へ歩いたところにあるのですが、その境内に三嶋神社の祈願所があり、こちらでも子授け・安産の祈願や絵馬の奉納を行うことができます。

この瀧尾神社境内にある三嶋神社の祈願所では、毎年10月26日に、『鰻放生大祭(うなぎほうじょうたいさい)』が執り行われ、鰻の供養が行われているのです。

ウナギ柄の絵馬は3種類あり、あとの1種類は毎年図柄が変わる縁起絵馬となっていて、10月26日に行われる『鰻放生大祭』後に新たな絵柄になるとされています。

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揺向石|結び(良縁・夫婦和合・家内安全)のご神徳

鳥居をくぐってすぐあるウナギの絵馬横には『揺向石(ようこうせき)』という『結び(良縁・夫婦和合・家内安全)』のご神徳のある神石も鎮座しています。

かつて牛若丸(のちの源義経)が三嶋神社にて参籠(さんろう※神社・仏寺などに、ある期間こもって祈願すること)し奥州へ行くか否か迷っていた際、夢の中に翁が現れ『早々に奥州に行きなさい』と告げます。

そして夢から覚めて翁が立っていた所を見ると、この石があったという逸話が残っています。

それ以来、妊婦が三嶋神社に参詣して男子を祈願し、この石に触れた手でお腹を撫でると、牛若丸のような立派な男子が授かると伝えられるようになりました。

また江戸時代の境内では『揺向石』は相生(あいおい※2本以上の木が同じ根から生え出ていること)の松の間に祀られていたため、良縁家内安全のご利益があるともされています。

このように三嶋神社は平氏も源氏もゆかりがあるという面白い神社なのです。

社務所

境内の正面に社務所があります。

こちらで神主さんがいらっしゃれば、御朱印は頂けますが、不在の時は御朱印は頂けません。

ウナギ柄の絵馬やお守りはこちらで頂けます。

アクセス

京都市バス『馬町』バス停下車:徒歩3分(210m)

三嶋神社:〒605-0927 京都府京都市東山区上馬町 三丁目

まとめ|皇室からも崇敬を受ける子授けパワースポット

『三嶋神社』は如何でしたでしょうか?

本当に小さな神社ではありますがなかなか興味深い逸話や歴史のある神社でした。

皇室からも崇敬を受けるという子授けパワーを得るべく、一度『三嶋神社』へ参拝へ訪ねてみては如何でしょうか?

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